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茶道教授の独り言
2021年8月1日 10:13
「夕凪に サーフボードを 抱えては」大学の同級生、いまだに現役のサーファー。もはや伝説となりつつある男を、久しぶりに尋ねました。海が見たかったし、彼の前むきな言葉も欲しかったのです。心に曇りが出た時は、いつもそれを取り払ってもらいます。ボンヤリ座って海から上がる人を見ていたら、あの頃のままの笑顔がこちらを向いていました。親指・小指を建て、サインを送っています。
2021年8月2日 07:51
「夏山の 伝説雲の 湧くごとく」ガイドさんが{この山には・・・}と説明を始めました。とても楽しい伝説の数々に、一同の笑い声が起きました。さあもう少し頑張り、更に上を目指して歩きましょう!
2021年8月3日 08:02
「日焼けせし 子供若者 街の色」街中に、小麦色の人々が目立ちます。恐らく半袖・短パン・で、肌を出しているからでしょう。「健康的で良いね」友人に言うと「もう害の方が多いのに~」雰囲気を壊す言い方をします。だから{理系}の男は、嫌いです。
2021年8月4日 06:16
「夏の海 恋止みがたく 波高し」海に来て、街に居る人を思っています。一緒に来られなかった事を、今更悔やんでいます。声を掛けて、誘えばよかったのに。波にまで、そう言われている気がしました。夏の海は誰も彼も楽しそうで、とても賑やかです。一人の私は{今度こそ素直になろう}と決めて海に入りました。
2021年8月5日 06:23
「氷菓盛る 器選びも 楽しみに」箱を開けると、沢山の氷菓でした。急いで冷凍庫へ入れて、さて何の器に?大いに迷いました。贈り主からのメモに「何をどんな器に盛るか、画像を送れ」指示が有ったのです。彼はこのパターンが好きで、何度か試験されています。画像は前の記事の分「香合」です~
2021年8月6日 05:48
「音切れて 一瞬寂し 大花火」花火大会、人々の熱狂の中に居ました。花火と花火の間、瞬間音が消えました。賑やかな筈が、ふと寂しさを感じていると・・隣の友人から「おいどうした?」声を掛けられて慌ててしまいました。
2021年8月7日 05:57
「洗面器 水を張る音 今朝の秋」古い銅の洗面器を、愛用しています。確か祖父から、使い始めたか?朝の洗面だけで、大切に使っています。水道から水を灌ぐ音が、とても好きです。
2021年8月8日 09:06
「天の川 独身主義の 我に降る」格別独身主義と、声高に言って来た訳ではありません。友人達は「好みが難し過ぎ・理想が高すぎ」とからかいます。そんな私にも、今夜は天の川から星が降って来るかも知れません。
2021年8月9日 06:10
「校庭の ひまわり寂し 声の無く」広い校庭の隅に、ヒマワリが横一列に並んでいます。子供たちの声が聞こえなくて寂しいのでしょうか?どの花も、下を向いてしまっています。
2021年8月10日 07:39
「八月も 休まぬ稽古 謡本」K流の師は、昔から八月も休まず稽古をなさいます。但しお召し物が不思議!浴衣に夏袴姿なので、最初見た時は笑いそうでした。コロナの為完全時間制で、一対一の誠に贅沢な時間です。「はい、そこはもう少し伸ばして下さい」又もや同じところを、ミスりました。
2021年8月11日 06:33
「子供らは 蜻蛉の名前 詳しくて」{あっオニヤンマ}{塩からも飛んでるよ}子供たちが、空を指さします。私など赤とんぼぐらいしか、分りません。元気に走り出した子供たちに、{夏休みを楽しんで}心の中で、声掛けしました。
2021年8月12日 06:45
「白桃は 祖母の好物 父も又」桃は祖母の大好物でした。恐らくその影響で、父の好物にも成ったのでしょう。祖母は私にも良く皮をむいて「さあお食べ」出しました。三代にわたる好物ゆえ、桃が出てくると仏前に供えます。
2021年8月13日 06:40
「食べ合わせ 悪き二品 盆棚へ」母は西瓜が好き・父は鰻が好き。世間では食べ合わせが悪いとされる、二品。いつも並べて供えます。やって来た遠縁の人が「お兄さん、これ駄目な組み合わせでは?」不思議な顔をします。でもどちらも二人の好物・私の好物でも有ります。お下がりが楽しみです!画像、国博にあった黒電話。同行の弟子は、始めて見たといささか興奮していました。
2021年8月14日 07:51
「旧盆の 客は長居の 又従姉妹」私共は、八月にお盆の行事をします。子供心にも暑い方が、お盆にはふさわしいと思っていました。祖父が居た頃はキチンと、盆棚を組み立てて居ました。徐々に手抜きとなって、今は仏壇の前に机を置いて・・・{お互いに}との申し合わせで、お参りの人も減りました。安心して長居してもらえます。