BOOK📚読書ノート⑯
「明日、晴れますように 続七夜物語」を読みました。
朝日新聞に連載されていた「七夜物語」を
当時10才の娘と一緒に読んでいました。
その頃を思い出しながら、ふと本を読み返していたら、
なんと続編が発売されていることを知りました。
また新たな冒険が始まる・・・わくわくしながら読みました。
*読書メモ*
りら・仄田 鷹彦の娘。
絵・鳴海さよの息子。
メイ・南生と麦子の娘。
さくら・りらの孫
*
「七夜物語」の主人公が親となり、
続編は その子供達の物語です。
いじめ。親の離婚。養子縁組。
そして、震災のこと。
重くて辛い要素もあるのですが、
子供の視点で書いてあるので、読みやすかったです。
*感想*
仄田くんと さよちゃんが結婚しなかったのは、予想外で残念だったな~。
でも、子供同士が仲良くしているので
やっぱり縁は続いていたんだと思います。
(グリグレルありがとう)
大人になると忘れてしまうけれど、
大切なものは 落とし物の箱の中に入っているのでしょうね。
(私も探しに行こうかな)
*
さくらちゃんから語られた その後。
もう大満足。大団円。
読み終えて幸せな気持ちになりました。
「明日、晴れますように」
(気を付けて行ってらっしゃい!)
**
私の娘の生い立ちが、りらと似ています。
2000年生まれ。数字が好き。
性格や価値観も近いかもしれません。
理工系の大学、大学院に通っているところも一緒です。
さよちゃんを大好きだった娘が
りらちゃんの人生とリンクしている。
とても感慨深いです。
***
さよの両親の冒険は、おそらく1950年代あたり。
さよ・鷹彦の冒険は、1980年代くらい。
りらと絵の冒険は、2010年。
そして、さくらの時代は、2060年代でしょうか。
七夜物語~続七夜物語。
100年を超える物語でした。
続編を通じて
止まっていた時間が動き出し
さらに未来まで旅をした気分です。
この本に出会えて良かったです。
ありがとうございました。
*追記*
七夜物語の感想も書く予定です。
文庫本を持っているけれど、単行本を借りて読みたいと思います。
朝日新聞出版公式noteの記事です。
作者さんからのメッセージが載っています。