名前について
私は姓名判断や名づけはやっておりませんが、名前って結構重要なんだよ、って話を。
六壬神課という占いを学んだことで、安倍晴明に興味を持ち、読んだ本が『陰陽師』…の、マンガ。(笑)
その中で晴明が「この世で一番短い呪は名前である」という話をします。
~呪とはものを縛ること、ものの根本的な在り様を縛るというのは名である~
その話の後半で、妖怪から琵琶を取り戻すための交渉に当たった晴明と博雅は、漢多太という名の妖怪に名前を聞かれ、晴明は正成と名乗り、博雅は本名を名乗ります。
結果、漢多太に呪をかけられ、博雅は身動きが取れず、晴明は呪を返すのですが…
「お前は不用意に本名をあかし、ホイホイ返事をするから呪にかかるのだよ」
占い師が本名で活動しないのは、こういったことも原因なのかもしれません。
今の占いは呪術というよりも診断や分析のような感覚で使うものも増えているので、そういう占いをされる占い師さんは本名で活動されているのかもしれませんね。
私の『美胡』という名前はと言うと、一番最初に占いを教わった先生に相談したときに
「呼ばれて違和感のない名前の方がいいかも」
とアドバイスいただき、普段から「みこちゃん」「みこさん」と呼ばれていたので、それをそのまま付けました。
その後、SNSを通して知り合った方(守護霊とお話ができるという方)とお話をしていて、私が『みこ』と呼ばれるようになった背景に、私の前世が巫女(スペイン人のジプシーのシャーマン)で、その時代に一緒に過ごした過去世の持ち主がその呼び名を付けたのだ、ということでした。
この頃から不思議と、メール等で私を呼ぶときに、なぜか「巫女」と変換して送ってくる人が増えましたね。(笑)
理由を聞いても「う~ん、なんでかな?」と、本人もわからない様子で…
思えばこの頃から「意識しておけ」と呪をかけられていたのかもしれませんね!(笑)
その後、また別の占い師さんから『み』の字はなんでもいいけど『こ』の字は『胡』か『瑚』がいいと言われて、占いの館に登録するときになんとなく『美胡』という名で登録しました。
さらにその後、占い館での看板にしようと中国の方に花文字をお願いしました。
その時に言われたことが
『胡』という字は『西洋から来た』という意味があるよ、と。
私の過去世がスペイン人だったり、私が使っている紫微斗数(しびとすう)という占いも西洋占星術が中国へ渡って完成されたであろうことにも繋がる気がして嬉しかったです。
そのエピソードが気に入ったので、占い館を辞めた後も、この漢字表記の名前で活動をしています。
「先生」と呼ばれるよりも「みこさん」と呼ばれることの方が多く、それもまた肩書を『占い師』ではなく『占う人』にしたことによる『呪』なのかも。