性格診断のベースになるタイプ論について
あなたは、性格診断テストや適職診断テストを受けたことはありますか?
世の中にはたくさんの種類の性格診断テストや、適職診断テストがありますよね。実際に私もたくさんの診断テストを受けてきました。
今回は、そのような性格診断テストや適職診断テストの元になっているタイプ論について説明していきたいと思います。
タイプ論を作った人
タイプ論を作ったのは、心理学者カール・グスタフ・ユング氏です。
カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung、1875年7月26日 - 1961年6月6日)は、スイスの精神科医・心理学者。ブロイラーに師事し深層心理について研究、分析心理学(ユング心理学)を創始した。(wikipediaより)
ユングは、嫌われる勇気で有名なアドラー心理学のライバル的存在で、アドラー心理学は西洋の人々に親和性が高いことに比べて、日本人はユングの心理学の方が親和性が高いと言われています。
ユングは性格分析の父とも言われており、その中でも、代表的な著作が、今回紹介するタイプ論です。
タイプ論とは?
では、性格診断テストのベースとなっている、タイプ論とはなにか、気になった人も多いでしょう。
ユングは、気持ちの態度には「内向的」と「外向的」の2種類があることを前提として、人の知覚機能には2種類の対極的な心理機能が、人の判断機能にも2種類の対極的な心理機能が働いていることを発見しました。
それらをまとめたのがタイプ論です。
タイプ論の理解の仕方
タイプ論における知覚機能は2種類対極的なものがあるという話をしました。知覚機能、すなわち情報の受け取り方は、「実際にあるものを触れるような感覚的に受け取る方法」と「実際にはないけれど、感じるように受け取る方法」がある、という風に解釈しました。
実際にあるものに触れるのを感覚機能とし、実際にないけれど感じ取る知覚を直観機能としました。
一方で、情報の判断方法にも同様に2種類の対極的なものがあるという風にユングは語っています。これらは「周りの人の感情を元に意思決定する」なのか「ものごとの合理性を元に意思決定する」という、物事の判断方法になります。
周りの人の感情を基に意思決定するのを感情機能とし、物事の合理性をもとに意思決定するのを思考機能としました。
参考にしたサイト「ユングのタイプ論について」