十二支の世界(一般的解釈)
十二支の世界(一般的解釈)
子 水性、北方の陽水、黒、北風、壬、海湖の水
・行動と知恵の一体によって人生の進み方がうまい。蓄積と放出をくり返し、人生の波は相当に荒く若年と晩年に発福、中年に落ち込む。子縁は良好、もし子縁がなければ財に恵まれる。
丑 土性、北方の土性、湿土、黄色、無風、己、田園の土
・性情は表面の柔で内面の剛と自我が蓄積されている。強情な質をもつ。人生の速度は遅く中年に至り発福、
平和主義で動乱を好まず動乱期にあっても自己を見失わない。
寅 木性、東方の剛木、青、東風、甲、樹木(大局的な愛情の豊かさを示す)
・性情は守り型で内側に気負いあり。与えられたものの活用、運用の才があり、それを土台として人生形成を
していく。
卯 木性、東方の柔木、青、東風、乙、草木
・協調・協和の質あり。組織をもって美とする。動乱期のアウトロー。平和期の体制者となり政治経済に頭角を現す。
辰 土性、東方の土用、天に配して銀河の河口を成す、戊、山岳
・内面の燃える情熱を外面に発揮できず心の争いを起こし内面と外面の不均衡が極盛と極衰の谷間に存在し一代において栄華を築くか貧をつくるかどちらかを招く。
巳 火性、南方の陰火、赤、南風、丁、灯火
・芸術に才能を発揮し特殊な創作能力を所有し直感と理論の間で精神の不安定をつくる。大衆の中にあって
孤独。孤独の中に前進力を秘める。外面の明、内面の暗で感受性の強さが六親との縁を薄くする。
午 火性、南方の煬火、赤、南風、丙、太陽
・烈をもって旨とするが内面は明、外面も明で気は相当に激しく直情の性格が人生の壁を大きくすることになるが人間性の豊さと正直さで敵をつくることはない。
未 土性、南方の土用、黄色、無風、己、田園 ※土用の風は定まらない
・三伏の寒が生まれる処でもあり外面の陰、内面の陽、忍耐の強さで若年・中年期に運をつかみやすいが多芸多才で一芸に秀でるものなし。財運の豊かさは男女問わずあるが女性は結婚し家庭人となるのが遅れぎみとなる。
申 金性、西方の剛金、白、西風、庚、鉄鋼石
・動乱にあって名をあげ闘争の中で成長していく人となる。多芸の才があり実行も可能だが人生が多岐に流れ、まとまりが悪くなる。行動は早く行動と共に思考があり、情は薄く私情に流されることがない。
酉 金性、西方の柔金、白、西風、辛、宝石
・人に例えて文官を成し直情の性格が名を惜しむ人をつくり実より名を取り時としては国土が生まれることもある。幼少期に人生の方向が定まらず貧に育って名を挙げ富に育てば名を成すことなし。
戌 土性、西方の土性、黄色、無風、戊、山岳
・蓄積の才能豊かなものがあり戌そのものが商人の神とし、小財は常に回り万人に好感をもたれ、時には養子養女の宿星となる。一種のユーモアに富み社交において人の和を保つ才能にも恵まれている。
亥 水性、北方の陰水、黒、北風、癸、雨、露、小川
・冬水は常に一陽来復を願い粘り強さと苦難、困難に強い。性情は外面の明、内面の暗。家庭にあって中心の明るさを形成し孤独に弱い人となる。