十二大従星の運気上昇時と下降時の捉え方
天報星
(上)集中力・吸収力が旺盛になり例えば人が20~30年かかるところを2~3年で習得してしまい資格を取るなどが可能になる。胎児は元来生まれることを目的としているが大運の天報星は生まれかわるときとし、必ず破乱がある。破乱は何かのきっかけ、チャンスと捉えること。
(下)現実逃避になる。一貫性をもてない。お天気屋になる。目的意識が薄くなるため物事を途中であきらめる。お天気屋は遊びの中で消化していくとよい。
天印星
(上)元来、保護される星で無意識でマイペースでやっているときは自然に認められ、周囲にかわいがられ助けられる。自分が無邪気に好きなことをやっていればスポンサーが自然発生的に出てくる。自分の好きなことをすることが周囲からほほえみをもって評価されるとき。
(下)自分が助けられることをあてにする。誰かにすがろうという思いが出ると誘惑に弱くなる。自分を飾ったり周囲を意識して評価を得ようとすると似たような人たちから足をひっぱられることになる。あくまでも受け身の保護がありがたい。ただ本当に行きづまったときのみ人を頼ると最後に助けられることもある。※人頼みは天印星の陰の部分と知っておくこと。
天貴星
(上)安全が確保されている。常に指導者がそばにいて仲間もいて権力・組織いろんなものが味方してくれるので不安がない。
(下)自分だけでやっていこうとする冒険をしたくなる。しかし運気の低いときは動き回らずに静かにしていることが良い。事情をよくのみ込めずに動く特徴があるのでときどき裏街道に入ってしまうことがある。動くためには正確な情報が必要なので常に勉強しなくてはならない。どんなに年をとっても生徒が先生に聞きながら過ごすような生き方を心掛けることが大切。自分の力と現実のバランスがとれないのに、かっこよさだけで動きやすくなりたいへんな危険を伴う。指導者であっても自分ということを忘れないこと。最初に出会った人次第で運命が大きく左右されるのが特徴。人生の最初の指導者は親なので天貴星は親次第で大変な違いになる。教養のあるなしで運の上下が大きくなるのがこの星の特徴。
天恍星
(上)真面目さと不真面目さが揺れ動き冒険をするときになる。情熱をもって何かに対して燃えるようなあこがれ目的意識をもち、不安を抱えながらもその世界に向かって進んでいくとき、まさに青春時代のように何かを必ず新しく始めるが周囲はブレーキをかけないこと。外へ外へと出ていく。旅行も多い。広く浅く様々な物事を吸収してそれまでの自分の殻をやぶっていく。出会いも多く博学になっていくとき。
(下)目的を見失う。希望を失い暗くなる。無気力になり何もしないでブラブラ怠け者になる。誘惑にのりやすく悪の道に入っていく危険性をはらんでいる。親や先生に歯向かうので誰でもよいから心を許せる人にコントロールしてもらえるとありがたい。周囲はとにかく何か新しいことを始めるように、とにかく動くようにと導いてあげることが大切。そのような人がいるとありがたい。
天南星
(上)前進に次ぐ前進が特徴。まるで一人で地球を背負ったような元気さで進んでいく。自分が一番汗をかいて自分の周囲に冷気を与える。それなのに本人は口が災いして正当な評価を受けにくい。
(下)批判を口にするだけで行動が伴わない。反射的に口が先に出るので礼を失することが多く排除されやすい。心して礼儀礼節を心掛けること。
天禄星
(上)気は内側に向いていく。家族や身近な周囲の全体的な運気上昇につながる。大成功するときではないが安定したそこそこの身分を含め周囲が皆、幸せになるとき外敵に襲われやすいときでもあるが外部からやってくる敵を防ぐための戦いにはすばらしい力を発揮できる。
(下)エコひいきをしやすくなり大きくバランスをくずすことで内部が壊れる。天禄星にとって団結できなくなることは大変な苦痛となり神経が疲労する。自分自身に対して冷静な目を向け内部がシーソーゲームをしないように常にバランスを考えていくことが大切。人に対してするエコひいきは本来の天禄星の姿ではなくなる。
天将星
(上)戦いの王者。自分の持ち味をうまく使える環境にいると自然にトップになっていく。トップとはその道の第一人者、ある分野で一番優れ他に肩を並べる人がいない人。大運の何才頃に回ってくるかでその大運に入る前から準備をしておくこと。
(下)トップにあと一歩というところでなり損なう。挫折することがある。自分を変化させるためには前もって第二案計画を練っておくことが大切。
天堂星
(上)全てに確かで綿密な計画をたてて計画通りの行動ができるとき。計画的な退却も良い結果が出せるとき。時間さえかければ大変良いものすばらしいものを作ることができる。
(下)慌しい環境におかれ不可抗力の不測の事態が起きる。この星はテンポの崩れを非常に嫌うので自分のリズム・テンポを崩さないようすごすことを心掛けること。できれば無理をしないで待つことが大切な十年。
天胡星
(上)“古くなる”がキーワード。体が古くなる、シワがよる、ハリがなくなる。直感の星で自分の感性とピッタリのムードをもつ環境に恵まれる。自分の好みに合う人、好みに合う物が出てくる。好き嫌いを言える。言っても大丈夫なときなので自分の好き嫌いで人や物を選べるとき。
(下)自分のムードに全く合わない価値感が異なる人々や物事に囲まれて孤立していく。回ってくる年代によってはボケることもある。100%でなくとも良いのできるだけ自分の気に入った物事をとり入いれるように心掛ける。また守護神の方向を使うことなども良い。
天極星
(上)物事を極めていくとき。様々な分野で完成度が高くなる。途中で邪魔をされることがあるが、あるところまではがんばり、その後は神様(自然)に任せると完成させてもらえるとき。
(下)小細工をしてしまうことで完成できなくなる。短気を出さず様々な誘惑に負けないように心掛けること。小細工をしないで神様まかせの心境になるよう心掛けることが一番大切。
天庫星
(上)伝統運と言って親きょうだい故郷お墓などから良い運がやってくる。相続運もあり、親きょうだい故郷からいただいたものでその先の準備ができるときになる。蓄積もできる。
(下)裏側にこもる暗さになる。後悔することが多くなり自分からどんどん落ちていく。過去の良いもの吉のもの、楽しめたものを探してあげられると良い(周囲が)。あまり愚痴が多いときは故郷に帰るよう導いてあげること。できれば一人で動かさず家族とともに動くよう導く。家族の力が一番救いになるとき。
天馳星
(上)マルチ人間となり多才な動きでそこそこできることを良しとして深追いしないこと。本業はさておき趣味などで楽しむとき。考えることをせず多忙に動き回ることを当たり前に過ごすとよい。
(下)考えすぎて迷いが多くなり動けなくなる。頭と体が直結して動けなくなる。自暴自棄になりやすい表面に自分が捉われている物事を出さない人が多いので原因をつきとめて取り除くアドバイスをすること。スポーツなどで体を動かすよう導くことも大切。