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【感想】竜とそばかすの姫

ボートくんのキャラがとても良かったです。
女の子から好意(応援)を向けられると、誰でも好きになってしまう、という性格は、こうして文章で表しただけでも、あまり良いイメージではありませんが、そこは作中の彼の雰囲気でカバーされ、その恋路を応援したくなるキャラクターでした。

竜とそばかすの姫は、後半のテーマが重く、親の虐待からの、市の体制、という一連の事柄は、現実世界でも課題になっている為、物語の後半だけで語るには難しいです。
実写映画やドラマではこのようなテーマが扱われるだけに、アニメーションで親の虐待をテーマとして扱い、どのように表現することが良いかというのは、とても考えさせられました。

また、ベルが、たまたま出会った竜に思いを寄せて、助けたい、という気持ちになり、最終的には、夜行バスに乗って向かう程にまで突き動かされることについて。

同じように、千と千尋の神隠し、ハクとはたまたま出会って、思いを寄せて、助けたいという気持ちになります。
そこには、困っていた千尋に対して、優しくしてくれるハクや、おにぎりを渡してくれる、などの、ハクを助けたいという出来事が積み重ねられていました。

こうした出来事の積み重ねによって、気持ちも積み重なっていくと勉強になりました。

竜とそばかすの姫は、音楽や映像が美しいので、映画館でリバイバルしてくれると嬉しいですね。

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