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お稽古(9/6)貴人点濃茶薄茶復習

すっかり秋めいてきて、、むしろ寒い!
9月に入り稽古着の着物も単衣に移行ですね。着物については暑くないと本当にありがたいです。。。もう暑いとお稽古中も汗が止まらなくて、、💦でも着物でお稽古するのが好きですっ!背筋がしゃんとなるので。

さて重陽の節句が目前ということで、先生が取り寄せてくださった主菓子は「着せ綿」でした。

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ピンクの鮮やかな菊で、なめらかなこしあんの練り切りでした♡
「着せ綿」は古い日本の風習で、菊の節句前夜に、満開の菊の上に真綿をのせて翌朝にその菊の朝露と香りを含んだ綿で身体を拭い清めるというものです。なんとも情景が浮かぶような女性らしい艶やかな儀式ですね。

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引用元サイトは閉鎖されておりました💦参考までに画像拝借します

お稽古は小習もかなり進んできたということで、貴人点を復習させていただきました。
特徴として、下記、箇条書きで失礼します。
・天目茶碗を扱うときは基本両手扱い(水を捨てる時以外)
・茶筅通しで一回目を打つまでは、位置はそのまま点前座前方で。茶筅通しの途中で手前へ移動させる
・お茶をお出しする際は、斜めを向いて台ごと回して差し出す、出した後は左右で下がって控える(そのまま問答。問答の後、左手で帛紗をとる)
・本日は丸卓で、中仕舞せず本仕舞。
・拝見の際、茶杓の台として仕覆(濃茶)、袱紗(薄茶)をつける

お軸は「明歴々露堂々」(めいれきれきろどうどう)有名な禅語です。
「明歴々」ははっきり、くっきりとしていること。
「露堂々」は全体がはっきりと現れてその様が堂々として立派なこと。
全体の意味の捉え方は様々ですが、少しも覆い隠すところはない、万物がはっきりとそこに存在している、という意味で、9月の中秋の名月と重ねられて掛けられることが多いそう。
たとえ月が雲に覆われていようとも、月も雲もそれぞれがはっきりと存在している。ただそれだけで尊いことなのだ、という教えなのかもしれません。
インスタ映えを気にする自分の小ささを改めて思い知らされます(;^ω^)

お花は、高砂芙蓉、桔梗、撫子、虎の尾、金水引。
棚は丸卓(二本足)、水指は葡萄棚の染付けをご準備頂きました。
季節のものは美しく見ていて愉しく、また先生の思いやりがこちらにも伝わってきます。

ちなみに裏千家小習は現在、前八ヶ条・後八ヶ条の16条とされていて、
貴人点、貴人清次、茶入荘、茶碗荘、茶杓荘、茶筅荘、長尾茶入、重茶碗
/包帛紗、壺荘、炭所望、花所望、入子点、盆香合、軸荘、大津袋。
ふむふむ、記憶があるもの、怪しいもの、聞いたことないもの、、混在しておりますなぁ。。