2021年8月 二十四節気
8月7日〜 立秋(りっしゅう)
8/7〜 涼風至(すずかぜいたる)
8/12〜 寒蝉鳴(ひぐらしなく)
8/17〜 蒙霧升降(ふかききりまとう)
毎日の暑さからは中々感じ取れませんが、暦の上では秋の始まり。立秋を境に、暑中見舞いが残暑見舞いへ切り替わり、日が落ちるとほんの少しずつ秋の気配も。蝉たちもどんどんとその生涯を終えていく季節です。
お盆について。
毎年迎えるお盆休み。千葉で育った私は昔からあまりお盆の行事はしてこなかったし、両親もお墓参りの日を決めていたわけでもありませんでした。七月から、お花屋さんに寄ると、割と年配の女性が忙しそうに「鬼灯はないの?」と店員さんに聞いていました。お供え用の菊なんかも多種おいてあったりして、「は、私何かを見過ごしている、、!」と。
改めて、お盆について学びたいなと思います^_^
お盆とは、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略した言葉だそうです。茶道のご銘でも聞いたことありますね。国内でも地方により魂祭のやり方は異なります。
仏壇に笹や鬼灯(ほおずき)を渡したり供物を置いたりして、ご先祖さまをお迎えします。亡くなった方は身体がないから、提灯や鬼灯のような中が空洞なものに身を宿すと言われているそうです、、すごい、全てに意味があるんだなぁ、、
迎え火は主に13日の夕刻、送り火は15日の夜に行うのが一般的。また16日には盆踊りをして、意味合いは土地土地で違いますが、ご先祖様を慰める念仏踊りの一面があるようです。16日に踊ったら、ご先祖さまの霊が楽しくて帰りたくなくなるような、、😅私の母の実家は宮崎で、宮崎ではお盆の間、ずっとお墓で焚いた松明の火を蝋燭に移して家で火を途絶えさせないように、またお盆が終わる頃にもう一度お墓参りをしていました。
今回調べていて気になったのが「精霊馬(しょうりょうま)!
なんとなく目にしたことはあるけど、、といったくらいでしたが、霊魂が地上を行ったり来たりする乗り物として、降りてくる時は馬、戻って行く時は牛という言い伝えがあるそう。きゅうりを馬に見立て、ナスを牛に見立てる。なんともお茶目な演出です✨帰る時はたくさんの供物をもってゆっくりと帰ってくださいね、という意味合いも、日本人ならではの思いやりが感じられて素敵ですよね。
今年はお出かけもままならないし、子供と一緒に亡くなったお爺ちゃん、おばあちゃんの話をして、一緒に花火で送り出そうかな🍀