6月9日(土)カンボジアでタイ料理 #今日のエスニック
土曜の昼。この時間にお昼ごはん難民になりがち、というのがわたしの悩みのひとつであった。平日にごはんを買っている食堂は土曜にやっていなかったりするし、屋台で買おうと思ってもそういう時に限って見つからない。
これはそろそろオフィス〜家の周りで土曜にごはんを食べられる場所を開拓しなければいけないと思い、今まで通勤のときに素通りし続けてきた、ほとんどいつも客を見かけない食堂に入ることにした。
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なにやら麺らしきものや米料理らしきものの写真は看板にあったけれど、そこがタイ料理屋だということを入口の目の前まできて初めて知る。カンボジア料理の何かだと思っていた写真の麺料理は、パッタイらしかった。
日本でもタイ料理は好んで食べていたので、むしろ大歓迎だ(ただし、トムヤムクンはどうしてもダメ)。そこで、久しぶりにタイ料理を食べてみることにした。
オーダーしたものはパッタイとソフトドリンク。メニューからスプライトを頼んだが、「無い」と言われた。なるほど。
もはやお馴染み、背の低いグラスにストローを挿してくるスタイル。とにかく飲み物にストローをつけてくれるのはなんなのだろう。この前はビールにまでストローが付いてきた。もちろん使った。
「スイートポテト」と差し出されたさつまいものフライ。タダより怖いものは無い、ということでサービスなのか、本当にタダでもらっていいのか、かなり確認したがどうやら本当に無料だった。そしてこれがうまい。
そしていよいよ、主役のパッタイの到着である。エビもしっかり入っていて、見た目はバッチリ。これで2.5ドルだ。
食べてみると、正真正銘、わたしの知っているパッタイだった。完全に日本で食べていたパッタイの味だった。横に添えられたもやしからカルキのような薬品臭がしたことを除けば、まさに好みの味だった。
カンボジアにいてタイ料理を食べるのは、なんだか少し恐縮してしまう気もするけれど。まったく人気の無いこのタイ料理屋は、ランチ候補入り決定としよう、と決めた。