7月14日(土)カンボジアの必需品、「クロマー」を見に行く。
カンボジアを代表するお土産のひとつに、「クロマー」という布がある。
マーケットで雑多に売られているものは、化繊でできたものやコットンを使ったもの、シルクでできていると書かれたものなどで$1~$5くらい。ブランドになっている物はもう少し高級で、ファッション性も高かったりする。
用途も自由で、ストールとして使ったり、タオルの代わりに体を拭いたり、風呂敷のように物を持ち運ぶのに使ったり。プノンペンの道端では、上半身が裸で腰にクロマーを巻いただけという格好で歩いているおじさんもよく見る。
そんなカンボジア人にとって身近なクロマー、最近「世界一長い手織りのスカーフ」というギネス記録を打ち立てたらしい。
それを記念してクロマーを使ったインスタレーションのような展示が行われていると聞いて、遊びに行ってきた。
このギネス記録は一般参加者の力も借りて完成したのだとか。もうそのクロマーを織ることはできないけど、機織りが体験できるゾーンがあった。
シュルンと、飛び杼でヨコ糸を通していく。シュルン、パコン、シュルン、パコン、を繰り返して、1枚の布になっていく。滑らかな手仕事を見ているのは、なんでも気持ちいい。
ギネス記録になったクロマーは柵に囲まれて展示されていた。長さは1,000メートル以上あるらしい。つまり1キロだ。ギネス記録というのが、どれだけカンボジア人に浸透しているのかは謎。
カラフルな棒に結ばれたクロマーがひらひらと舞う展示もあった。どこを切り取っても「映え」る。韓国には及ばないけど、カンボジアでもインスタ映えを意識した工夫を感じられる場面がある。
と、ここまで説明して実はまだクロマーを一枚も持っていない私。いつでも買えると思ってしまうとなかなか手が伸びず。さて、いつ買いに行こうかなあ。
もしいただけるなら......都心までの交通費にさせてください......