アイデアの「ア」#7 音が鳴る募金箱
(#6のご足労おかけしま選考はこちら)
わたしが面白いと思ったアイデアについて考えるnote、今回は台湾の空港で見かけた募金箱についてです。
しばらく放置してたnoteですが、ありがたいことに更新してほしい〜と3人くらいに言われたので書きますヨ〜😺
さて、今回取り上げる募金箱は、桃園国際空港の搭乗ゲートまでの通路に設置してありました。
いや〜見るからに楽しそう。こんなに楽しそうな募金箱はじめて見た。中にベルのツリーが入ってる! どんな音がなるんだろ〜入れちゃおっかな〜コイン入れちゃおうかな〜〜…ということで人生で4回目くらいの募金しました。
搭乗ゲートっていう位置も良いですよね。余ったコインを消費するためにガチャガチャが置いてあったり、最近は電子マネーに換金できる機械もあったりするけど、募金という選択肢もあってよい。わたしが知らないだけでいろんな所にあるのかもしれないけど!
そしてこの遊び心ある募金箱を見て考えるのは、社会と個人の接点において遊びが果たす役割です。
例えばゴミ拾いをゲーム感覚でやろうという取り組み。
ゴミ箱自体に工夫がされている事例も多いですね。
これも面白い、バルサとレアルどっちが勝つか投票させる吸殻入れw ちゃんとポイ捨てが減ってるらしいのが凄いっすね。
まあ、色々紹介したけどこの辺のことは10年くらい前にフォルクスワーゲンが流行らせてくれたっぽいです! これを読めばゼンブワカル!
こちらの記事では「サステナブルな世界を作る一番の近道は、一人一人に高い市民意識を期待することではなく、放っておいても『やりたい』と思えるような仕掛けや仕組みを作ることなのかもしれない」とまとめていますが、私は目的のすり替えが必要だと理解しています。
社会のために能動的に動くのはかなり難しいよね(日本の選挙で若者の投票率が全然上がらないのとか最たる例だと思います)。だから「自分が楽しい」とか卑近な話題で「小さな意思表示をさせる」とか、その行動をする別の理由があればいいんだろうなーと。
例えば選挙の話だと、これはめちゃくちゃニッチで参考にならないのですが、私は紙が大好きなので「選挙はユポ紙に触れる数少ない機会だぞ!」と創作クラスタの方々がツイートしていたのを見て選挙いこうかなーと思うようになりました😺 「投票したいから」、ではなく「ユポ紙を見る」への目的のすり替えです。(マジで参考にならなくてすみません。紙オタのみなさんありがとうございます)
まあ、こんな感じで社会課題にはクリエイティブが役に立つわけですね。他にもいい感じの目的のすり替え知ってるう! という人はぜひシェアしてもらえると! ではまたいつか〜。
以下追記
こういう事例が「仕掛学」という概念でまとまっていることを教えてもらいました。2016年に本が出たみたいで。ググると最近の取材記事とかもありますね。まだまだ発展しそう。
もしいただけるなら......都心までの交通費にさせてください......