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飲食業界を次の時代へー。世界中のレストランとカスタマーの最良のプラットフォームを目指して

株式会社TableCheck(以下、テーブルチェック)は、飲食店向け予約・顧客管理システム「TableCheck」と、ユーザー向け飲食店検索・予約ポータルサイト「TableCheck(以下、TableCheck)」を提供する日本発のITスタートアップ企業ですが、それらのサービスを日々支えているのは世界各国から集まった個性豊かすぎるメンバー。(2020年2月現在18か国籍!)そんな彼らの魅力をみなさんにもお伝えしたくて、noteで【メンバーインタビュー連載】をスタートしました!外国人スタッフ多数の職場ってどんな感じ?スタートアップ企業ってどんな人が集まっているの?魅力は?やりがいは?苦労は?などなど、彼らの多様な視点を通じて、お届けしてまいります!

さて、トップバッターはこの人。創業者でありCEOの優さん(谷口優)です!テーブルチェック創業秘話と創業10年目に思うことを聞きました。

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好きが高じて飲食業界で起業、「ネット予約」で業界革命を

― まず、優さんがなぜ飲食業界での起業に至ったのか経緯を聞かせてください。

もともとクレジットカード決済代行企業に勤めていたんですが、まさにその時、宿泊業界が「紙台帳」から「ネット予約」に切り替わっていく様子を目の当たりにしたのがきっかけでした。それまで24時間多言語対応できる予約センターが必要だった宿泊業界が一変したんですよね。予約がオンライン化することで予約センターが不要になり、さらにキャンセル料の請求も可能になった。飲食業界にも必ずこの波がやってくるぞ、と思いましたね。それと、起業する領域に飲食業界を選択したのは、「食べること」が大好きだから。笑 「こんな素敵なレストランが世の中にはあるんだ!」という感動がいつも仕事の原動力になっています。

― クレジットカード決済代行企業を辞めて、すぐにテーブルチェックを創業したんでしたっけ?

その間にベンチャー企業の立ち上げを挟んで、2011年にテーブルチェック(当時・ベスパー)を創業しました。当初は、今みたいな予約管理システムや検索ポータルのようなプロダクトもないので、グルメサイトの販売代理業をしていました。飲食店に「このサイトに広告掲載して、集客しませんか?」というようなことをやっていたんですよね。それで飲食店の営業に回っているうちに、飲食業界の現状や課題を少しずつ知っていったんですね。飲食店とカスタマー双方にとって本当にメリットになる事業はなにか、と考えるようになっていきました。

― なるほど。今でこそ世界24か国(2020年1月現在)の飲食店が導入するまでになりましたが、創業からここまでくるのに、もちろんトントン拍子というわけではなかったんですよね。

もちろん!周囲の人全員から「今すぐやめた方がいい」と言われましたよ。笑 創業間もないころは、とりあえず日銭を稼がなきゃいけない、なのに、日銭も稼げない。資金が底をつきかける。エンジニアもいない・・・。本当に八方ふさがりでした。当時は、ITヘビーなビジネスモデルを考えていなかったんですよね。それでいろいろ失敗して、一人辞め、二人辞め、結局全員辞めて僕一人になったんですよ。起業して1年後くらいだったかなぁ。
その時は、自分でも気づかないくらいのストレスがかかっていたみたいで、突然右足が動かなくなって、病院に行ったら「ストレスが原因」と言われて、逆に「病気じゃなくてよかった」と思いましたね。笑 今から考えると相当ポジティブでしたね。そのどん底みたいな状況から立ち直れたのは、大事MANブラザーズバンドの「それが大事」のおかげです。笑

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電車に乗ろうと階段に向かった時に、右足が動かないことが発覚!

どん底から世界にー。飲食業界最良のプラットフォームへ

― ポジティブすぎる。笑 ところで、現在CTOを務めるジョン(ジョン・シールズ)との出会いがテーブルチェックの転換点になったと思いますが、出会いのきかっけは?ジョンの第一印象はどんなものでしたか?

ジョンと出会ったのは、シンガポール時代の共通の友人から紹介されたのがきっかけでした。当時、ジョンも起業を考えていたタイミングだったそう。初めて会ったのは、狭いマンションのワンルームでした。そこで、面談をしてこういうビジネスを考えているというプレゼンをしたのを覚えています。初めて会った時から、あうんの呼吸が通じる相手だと思いましたね!良き友人であり、頼れる事業パートナーでもあります。足りない部分を補完しあって、1+1を「5」にできるような共同創業者に出会えることはなかなかないでしょう。たまに生意気だけど、そんなところにも強い起業家マインドを感じますよ。

ー ジョンがテーブルチェックに加わって、予約顧客管理システムと飲食店検索・予約ポータルサイトが誕生したんですね。

そうですね。2012年の9月頃にジョンとディスカッションを重ねた記憶があります。グルメサイトやフラッシュマーケティングなど飲食店をめぐるITサービスの根幹には「予約」があるのではないか。そこから席在庫の可視化に焦点を当て、台帳サービスから入っていこうという戦略をすり合わせました。そのころ二人で考えた事業構想は、いまも1ミリも変わっていないですね。予約台帳を飲食店に提供することで、エンドユーザーには24時間リアルタイムの空席情報を提供できる。来店客の来店・飲食データを活用することで、飲食店に対してより精密な経営分析ツールを提供できる。来店客のデータを可視化することで、飲食店はより自店に合う客の集客に注力できるようになる。そうすることで、ユーザーはより自分の好みに合った飲食店を探しだせるようになる。
と、まあこんなふうに、飲食店とカスタマー双方にメリットを提供できるような、最良のプラットフォームでありたいと考えています。

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ワンルーム時代のテレカン風景。相手は世界的グローバルホテルチェーンのHQ!(写真右側)

愛すべき仲間達と共に世界へ挑む

― ジョンと第2創業して、一番嬉しかった瞬間は?

事業の成長、メンバーの成長、毎日が嬉しいことだらけなので、選ぶのは難しいですが、強いて言うなら、TableCheckの最初の売上が立った時ですかね。

― 優さんがテーブルチェックを通して実現したい世界とは。

世界中のレストランとカスタマーの最適なマッチングが自動的に行われる世界。さらに、レストランとカスタマーが対等でフェアな関係性の上にある世界です。
数年前に宿泊業界で起こったように、飲食業界も近い将来必ずネット予約が当たり前になる。そうなれば、飲食店にデータが蓄積され、それを活用できればもっとカスタマーのことを良く知り、フェアでよりよい信頼関係を築くことができる。カスタマーも自分に合ったレストランでよりよい体験をできるようになる。それにはネット予約を通じたデータの蓄積が必須。今、ちょうどその変化が起きつつあると感じています。

― テーブルチェックも創業から今年で9年目ですね。経営者としていま思うことは?

日々、色々な試行錯誤はありますが、世界中から優秀なメンバーが集まり、会社はどんどん大きくなっています。会社の方向性を明示すること、そして裏では会社が潰れないように小さな種まきを続けることを忘れず日々走り続けています。
テーブルチェックに集まってくれたスタッフの皆は、一人では難しい挑戦の「船」に乗ってくれた愛すべき仲間。社長業とは、そんな挑戦を最大化するために「船頭」として仲間を導き、夢を実現する仕事だと思っています。

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2014年、毎日泊まり込みで開発に明け暮れた日々(右から3番目)

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優さんのプロフィール

誕生日:1984年6月1日
出身地:神奈川県川崎市(生後6か月でシンガポールへ移住)
言語:日本語、英語
趣味:食べること、料理(趣味と仕事が完全一致!)

お気に入りのレストラン🍴

東京・千駄ヶ谷にある「シンシア」。料理、コスパ、雰囲気…どれを取っても満点ですが、なにより石井シェフの思想が素晴らしい!以前、原因不明の嗅覚障害を患った際、シンシアの前身となるレストランで食事をして完治した、という伝説も。笑

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次回は…?我らがCTO・ジョニーが登場!ぜひお楽しみに!

【利用満足度No.1】飲食店・レストランの予約顧客管理システムなら「TableCheck / テーブルチェック」


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