“How are you?”で固まった若手時代を乗り越え、グローバル統括本部長へ
今回は、この人!国内外の現場部門をすべて統括し世界展開を推し進めるケヴィン!
ケヴィンといっても、実は日本生まれ日本育ちで本名は清(キヨシ)。9割が外国人の開発チームと現場の調整役も行うなど、全部門を繋ぐパイプ役として欠かせない存在。統括としての具体的な仕事内容は?グローバルな職についた経緯は?グローバル事業を統括するケヴィンにインタビュー!
・・・
現場のコミュニケーションを大切にし、月の半分は海外を飛び回る
― グローバル事業統括とはどういったポジションですか?
海外と国内、両方のチームを統括しています。それぞれ、新規営業を行う「セールスチーム」、そしてお客様(飲食店)にシステムを導入したりサポートを行う「コンサルティングチーム」、その両方を束ねています。各々のチームにマネージャーがいるので、私は彼らと主にコミュニケーションをとっていますね。海外チームの場合は、各カントリーマネージャーと日々やりとりをしています。
― 海外と国内両方の現場部門すべてを統括されているんですね。具体的な仕事内容は?
国内は、事業もある程度軌道に乗ってきていますし、各チームにマネージャーがいるので、基本的には彼らに任せています。ただ彼らだけでは判断がつかない、もしくは開発チームにお願いしないといけない“部門を跨ぐ案件”が発生するような時は私の出番ですね。海外では1つひとつの案件対応や、場合によっては営業に同行してサポートすることもあります。この2年、半分弱は出張で海外にいたかと思います。
― 半分も!?ということは1年弱ですね。かなり現場にも向かわれるんですね。
そうなんです。出張1回につき約1週間、それが月に2回程あるイメージです。1番多い時は5週間連続出張で4カ国回りました。週末だけ戻って洗濯して、またすぐ出張、みたいな状態でしたね(笑)
― 海外出張は多いと体力的に大変ですよね。やはりFace to Faceが大事ということですか?
セールスにおいては、やはりお客様と対面で会うのも大切ですね。「お客様が我々の説明をきちんと理解できているかな」とか「お客様の質問の意図はどういうところにあるか」など、実際に顔を見ることで分かることは沢山あります。だから、なるべく対面の方がやりやすいですよね。声だけだと難しいです。加えて出張のメリットは、海外のマーケットを肌で感じることができることや、海外事業に集中できることです。日本にいると、どうしても目の前の日本の業務に追われてしまうので。
各国のカントリーマネージャー、マネージャー陣と📷海外メンバーからの信頼も厚い(写真一番右)
大事なのは、何事も論理的であること
― 想像する以上に「現場」での仕事が多いですね。マネジメントが中心かと。
マネジメント業務と現場業務の割合は、8:2か9:1なので、ほぼマネジメントです。ただ、ホスピタリティ産業向けのITサービスを扱う経験が長いぶん、製品や業界知識が豊富なので、必要に応じてセールスサポートという役割で商談にも同行しています。2015年の入社当初はメンバーが8人しかおらず、商談から導入サポートまですべての業務に対応していました。今のポジションでは、プレイヤーとして自分で結果を出すより、部下のパフォーマンスを最大化させるのが主な仕事です。正直、みんなの評価を考える業務より、現場が断然楽しいなと思ったりもしますけど。なんてね(笑)
― 現場がお好きなんですね。そんなケヴィンが仕事上大切にしていることはなんですか。
すごく意識しているのは、何事も論理的、且つ筋道を立てて進める、ということですね。例えばセールスの場面において、契約を取るために単に安く提案しようとしてしまう人もいると思うんです。私としては、価格だけで勝負するのではなく、私たちが提供できる価値を正しく説明し、お客様にも納得していただくための努力を怠らないことが先決だと考えています。チームを評価する時にも、年齢や序列を考慮するのではなく、実際のパフォーマンスをフェアにジャッジすることを心掛けています。
― セールスマンとして長い経験をお持ちだと思いますが、どんなスタイルですか?
私は、とにかく足を使うとか、サインするまで帰らず粘るなど、いわゆる泥臭いスタイルは得意じゃないんです。「正しい顧客に正しく説明すれば商談は決まる」と信じています。だからこそ競合やITに関する知識を誰にも負けないように常にアップデートしていますね。顧客には「よく顔出してくれるよね」とはあまり言われないですけど、「打ち合わせをした時には必ず最高のパフォーマンスを出してくれるよね」と言われます。それが私のスタイルです。
― 多くの時間を割くマネジメント業務で特に気をつけている点も教えてください。
1日の大半を費やす場所が会社です。だからこそ、従業員みんなが笑顔でいられる場であって欲しいなと思っています。例えば長期出張から戻ったらオフィスを散歩しながら、久しぶりに対面するチームやバックオフィスメンバーとも世間話をしたり、時には冗談を言ったりしながらコミュニケーションをとるよう心がけていますね。
カントリーマネージャー陣と香港の夜景をバックに男子会!(写真右から2番目)
恥じらいを超え、行き着いたグローバル営業の道
― グローバルな仕事についたのは、もともと英語が好きだったからですか?
英語はあくまでも必要とされたから使っているという感じです。決して「動機」ではないですね(笑)大学卒業後なかなか就職先が決まらず、外資系のパソコン周辺機器企業でインターンを始めたんです。ある日、オーストラリア人の社長が”How are you?”と声をかけてくれたんですね。でもその瞬間、何を言われているかまったく分からず固まってしまったんです(笑)それくらい、英語ができなかったんです。そこからのスタートですよ。
― ドラマみたいな展開ですね(笑)いつごろから英語ができるようになったんですか?
2社目~3社目あたりですね。これまでもずっと外資系IT業界でセールスをやってきたので、仕事上英語は必須でした。メールやチャットで鍛えられたのと、同僚とのコミュニケーションを通して上達させてきました。留学や海外勤務経験も一切なく、すべて日本で学んだ結果です。まさに叩き上げ(笑)必要に迫られて逃げられない状況に身を置くことが成長のきっかけだったと思います。あとは伝われば大丈夫という心意気ですね。自分の恥じらいを超えたところに次の世界があると思っています。
製品を見て、売れる営業先が即座に浮かんだ
― そんなケヴィンが、テーブルチェックに入ったきっかけは何ですか?
前々職の同僚から連絡をもらい、テーブルチェックを紹介されました。その当時は、まだ代表の谷口以外にセールス担当がいなかったので絶賛採用中だったんです。共通の友人を通じて私に白羽の矢がたったみたいです。
― 巡り合わせですね。入社を決めた理由は?
谷口と話す中で、若いけれどものすごく頭がいいと感じたんです。そして、予約顧客管理システム「TableCheck」を見た瞬間、「これは売れる」と確信したんです。説明を聞きながら、きっとすぐに価値を理解してくれるであろうレストランが次々に頭に浮かびました。それほど「TableCheck」は、多くのレストランが長らく悩んできた課題や痛みについて深く理解した上で設計されたソリューションだ、と感じたんです。
2015年入社時のウェルカムパーティー(写真中央)この時は、まだ1テーブルで事足りるほどの人数でした!
― その直観は的中したといえますね。なにか入社後に驚いたことはありましたか?
すでに2,000店舗への導入実績があると聞いていたので、ベンチャーとはいえ、ある程度安心して入社したんです。ですが蓋を開けてみると、そのうち1,800が美容関係で(*1)、飲食はほんのわずかだったんです!しかも、美容向けソリューションは近い将来クローズする予定と言われてしまって…。これは死に物狂いで頑張らないと、いつ給与が出なくなるか分からないぞ、と思いましたよね(笑)入社直後から過去に築いたすべての人脈を総動員して、がむしゃらにセールスしたのは、もはや言うまでもありませんね(笑)
― 今後の目標は?
ソフトウエア業界では、日本発サービスがグローバルスタンダードになっている事例はほぼないんです。私はテーブルチェックで、その地位を確立させたいと考えてます。手始めはまずアジア太平洋地域ですね。自分たちのサービスが消費者の行動やこれまでの当たり前を変えていけると考えるのは最高にエキサイティングだし、ハッピーだなと思っています。
あとは、自分がいなくても会社が回る仕組みを作りあげることですね。会社が大きくなっていくと、自分の持っていた仕事を手放して部下に手渡していかないといけません。今現在国内50人、海外20人の総勢70人が自分の下で働いています。彼らの成長を支え、キャリアパスを育てていける会社風土や環境を構築していくことも大切な目標です。
・・・
ケヴィンのプロフィール
お気に入りのレストラン🍴
本人曰く「日本でもトップクラスのコスパを誇る“鉄板焼屋さん”」でバイトに明け暮れていた頃の1枚📷
・・・END・・・
【利用満足度No.1】飲食店・レストランの予約顧客管理システムなら「TableCheck / テーブルチェック」