MY FAVORITE THINGS / JOHN COLTRANE 雑感
私もお気に入り。
ジョン・コルトレーンのリーダー作品。
ジャズ聴き始めようと思って何から聴けばいいか分からなかったときにタイトルの「マイフェイバリットシングス」に惹かれて買った思ひで。 とりあえず某JRのCMで京都行きたくなる曲として認知していたので買って聴いたのですが聴けば京都行くより家に篭って聴いていたくなりますね。
私ごとですが同時に買ったコルトレーンのヘロヘロな演奏を集めた謎盤聴いた後で本作を聴くと充実してる時に録音して良かったなと勝手にホッとした記憶。いや、充実してるのはいつだってそうだったかもしれませんが何というかこの演奏がスタンダードとして残って良かったなというか。
後年に演奏される表題曲のマイフェイバリットシングスは彼もやはりお気に入りだったらしくそれ故に納得のいく演奏というのが中々難しかったようでどんどん形を変えていきポピュラーでは無くなっていった感じがするので。
でもそれはそれでコルトレーンのハートの形に合った曲になっているので聴けばおおっ！となるのですが。
そんなこんなで晩年は小難しいマニア好きな方面にどんどん進んでいくのですがこの頃は聴きやすいというか耳に入りやすい演奏が多い気がするのでここからジャズ入るのは正解だったなという感じですかね。技術面とかは全然知らんですが。
そんなこんなで
曲目です。
1.MY FAVORITE THINGS
元々はミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」で使用されていた楽曲から。
冒頭の数秒だけでもう好きですねという感じ。リラックスできるメロディと緊張感ある演奏が独特な情緒を持っています。コルトレーンのソプラノサックスももちろんいいのですがマッコイタイナーのピアノも抜群。
2.EVERYTIME WE SAY GOODBYE
いわゆるジャズって感じの曲。短めのスローバラードでオシャレ〜。これもやっぱり手堅いピアノが良いですね。
3.SUMMERTIME
ジャズ以外のいろんなジャンルでも演奏されるスタンダードナンバー。でももはやオリジナル。わりとスローで演奏されることの多い曲ですが本作ではめちゃくちゃソプラノ吹きまくりでカッチョよ。これがシーツ・オブ・サウンドかーと感動。有名曲であるほど演奏する人によって曲の性格が全く変わるのがわかりやすくて面白いですね。
4.BUT NOT FOR ME
こちらもスタンダードナンバー。軽快で楽しげな雰囲気が良いですね。前曲が鬼気迫る演奏だったのでこちらはリラックスしてノれる曲に。
ベースやドラムの跳ねた音が特に気持ち良く感じられます。ピアノもやはり良いし。ソプラノも吹きまくっていますが前曲に比べて柔らかい印象。こんなに表情豊かに吹き分けられるのは単純にすごい。
聴きました。
タイトル通り多くの人のお気に入りになること間違い無しの名演が詰まっている作品。
某JRのCMで聴き馴染みあるおかげで特に日本人の琴線に触れやすくなってるのかも。
まぁ関係無しに曲そのものが良いから全く知らない人でも好きになりますよね。
良い曲に良い演奏ならそりゃ名盤。
じっくり聴くのも楽しいし気軽に聴いても楽しいですねー。マニアの人みたくは聴いてませんが詳しい人に色々教えてもらったらより楽しめるかも。
なんやかんやで
それではー。
以前書いた嘘記事もよければー。