【詩】スーパーヒーロー

仕事やら勉強やら何か難しいことがあった時
僕はじっと黙ってみたり
「いやぁ僕は頑張ってるぞ」と言ってみたりする

それでもなかなか忘れられないもんで
そんな時は君のことを考える

あぁ君は今どこで何をしているの
僕と同じように泣いてるかな
楽しくて笑っているかな
それとも怒っているのかな

見えるわけがない　聞こえるわけがない
それでも確かに僕の中に生きている

嫌な奴と会った時　理不尽だと思った時
僕は君のことを考えたりする

あぁもう寝ちゃったかな　
自転車漕いてる途中かな
電話をかけたら出てくれるかな

見えるわけがない　聞こえるわけがない
それでも僕を励ましてくれる

見えなくても聞こえなくても
触れることができずとも
僕の生きる理由になっている

僕が頑張っている時
君も頑張っていると思えれば
僕はなんだって出来る気がしてくる

君はすごいね
君はなんにもしていないのに
僕を助けてくれた
まるでスーパーヒーローだ

僕もスーパーヒーローになりたいな
怪獣を倒せなくても
悪の組織と戦わなくても　
誰かにとっての頑張る理由になれればいいな

なれるかな
なれるかな
スーパーヒーローに

なりたいな
なりたいな
君にとってのスーパーヒーローに