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社員とチャットしてたらイノベーションの真髄に辿り着いてしまった話。

NPO法人Ubdobe代表の岡ゆーくです。統括本部長の萩原しょこから、またもやインタビューを受けたので是非読んでみて下さい。


しょこ:こんばんは

ゆーく:こんばんワイン

しょこ:ひまです

ゆーく:僕もです

しょこ:やることはいっぱいあるのだけれど

ゆーく:やる気にならない?

しょこ:ええ。人には「余暇活動」というものが必要なのです

ゆーく:余暇活動が基本の人生です

しょこ:というわけできみに聞きたい。
    「オススメの映画は何ですか」
    それもあれ、人生を変えるレベルのやつ。

ゆーく:あーそれ聞いちゃいますか。あるよ、あるよー、いいの入ってるよ〜

しょこ:今夜はそれを見て人生を変えます

ゆーく:えっと、いっちゃっていいですか。TOP3。

しょこ:みっつも!第3位から教えてよ

ゆーく:ジャジャーン!No.3!!!! 「I AM SAM」

しょこ:おーーーー!!!!!!

ゆーく:お、お好きな感じですかお姉さん

しょこ:あらすじをば

ゆーく:細かいことは忘れた。コーヒー屋でバイトして娘を取り返す物語。主人公は知的障がいのある感じだったと思う。とにかくSAMがコーヒー屋で砂糖とかの小袋を指で整え直しているシーンが好き。そしてお客さんが飲んだり頼んだりしたメニューを「Nice Choice」って言っているのが最高に好き。

しょこ:なつかしいなーーー。どういう部分で人生を変えられたの?

ゆーく:音楽がいいよねー。ビートルズ全然好きじゃなかったけど、この映画をみてビートルズのカヴァーを聴いてめっちゃ好きになったんだー。特に好きなのはBlackbirdとAcross The UniverseとStrawberry Fields ForeverとLucy in the Sky with Diamondsかな。

(ここで相槌を打つ萩原であった)

しょこ:勝手に!笑 でも相槌売ってたよ。black birdも大好き

ゆーく:売るな売るなw

しょこ:相槌いりませんかー??????


ゆーく:あ、お姉さん!二つほど!

しょこ:うんうん、わかるわかる。

ゆーく:どういう部分で人生を変えられたか。実はですね、この映画、家族全員で観た最後の映画なんです。俺の母ちゃん癌になって入院して半年で死んじゃったんだけどさ。亡くなる直前に、外出できる状態になる奇跡の一日があってね。父ちゃんと母ちゃんと兄貴と妹と映画に行ったのよ。その時に見たのがI AM SAM。

しょこ:そのタイミングのI AM SAMは、もう何かに導かれてるレベルだね。。

ゆーく:そうそう。その当時は俺21歳で、障がいとか福祉とかに全く興味もなくひたすらにクラブ大好きお酒大好きー!って感じだったんだけど。けど普通にあの映画を見て、「障がいがあるからって娘と引き離されるの、どうなのよ。怒るぞぷんぷん」ってなってた。

しょこ:きみのUbdobeの活動の根本には基本的にそういう「ぷんぷん」があると思うのだけど、当時が初めての「ぷんぷん」だったんだね


ゆーく:かなー。けど正確には多分「人権」に対する迫害とか強制とかの匂いを嗅ぎつけるとすぐに「ぷんぷん」する性格かな。もっと若い時から。

しょこ:でも確かに、全く福祉に関わったことのない人が障がいというものとはじめて向き合うきっかけとして、あの映画はものすごい貢献をしているよね。映画の力。


ゆーく:ほんと、映画はすごい。その瞬間に人生変わった!って気づかなくても影響されてちょっとずつ何かが変わっていったりするもんね。俺もいつか映画を撮りたいなと思っているんだー。

しょこ:さて、2番目は?

ゆーく:2番目はですね、、、ジャジャーン!! 「RENT」!!!!

しょこ:ちょっとBGM変えますね。

ゆーく:
Five hundred twenty-five thousand Six hundred minutes
Five hundred twenty-five thousand Moments so dear
Five hundred twenty-five thousand Six hundred minutes
How do you measure, Measure a year?

以上。
他に言うことはない!
見てない人は見てくれ!とにかく!

俺、ミュージカル。。。 くっそ嫌いやねん。
そんな俺がこの映画、、、何回見たことか。

しょこ:これは私もTOP3入るなー

ゆーく:どういうところが好き?

しょこ:まず、音楽が最高。

ゆーく:俺、Angelのお葬式の時のCollinsのレクイエム的な歌い方がもう、、、もう、、、ダメ。泣けてくる。

しょこ:I’ll cover youだね。私は、Angelちゃんに憧れすぎて。そのほかの登場人物もみんなダメなんだけど、その生き方も魅力的なんだよねー。

ゆーく:I'll cover youはさ、昼間に二人で散歩しながらAngelが "Live in my house ~~"って歌い始めるんだけど、お葬式のシーンではCollinsがその歌い出しを担っていて。あの声質と歌い方と曲のテンポなどなど全てが身体中に入ってくるんだよなぁ。

なんか二人とも勝手に魅力を語り始めたなw

しょこ:止まらないねこれは

ゆーく:もちろん、Mimiが可愛く歌ってるのとかも好きだし、なんだっけあの白人のロン毛君が車でカリフォルニアかなんかに行っちゃって速攻で帰ってくるシーンとかマジうけるとか、レストランでみんながテーブルの上乗っかって歌ったりしてるのも、MOOOOOOOって唸りながらライブが暴動に発展しちゃうところも好きだし、あとはあとはあとはあとはーーーー

しょこ:最近la vie bohemeのシーンを見るとUbdobe思い出す

ゆーく:へー!なんで??てか最近見たんやw

しょこ:人と違うことやタブーを持つ人などなど、社会から除け者にされた人々が自由を歌う曲だから

Bisexuals, trisexuals, homo sapiens,
Carcinogens, hallucinogens, men, Pee Wee Herman
German wine, turpentine, Gertrude Stein
Antonioni, Bertolucci, Kurosawa
Carmina Burana

To apathy, to entropy, to empathy, ecstasy
Václav Havel, the Sex Pistols, 8BC
To no shame
Never playing the Fame Game

楽しく明るく歌ってるけどみんなめっちゃ怒ってるのよね。だから、楽しく明るく歌ってる。その矛盾と見せかけた一本筋が好き。


ゆーく:なんでUbdobe思い出すの?

しょこ:みんなバカでどうしようもないけど自由を求めて怒って歌ってるから

ゆーく:いいね。まさに、RENT見てると、なんか力が湧いてくるんだよねー。ミュージカル嫌いの俺が実際に舞台も何度も見た。ってかブロードウェイまで見に行ったな。

しょこ:いいね。私ミュージカル大好きだけど、あんなにミュージカルとして成立してる映画他にないと思うよ。(アナ雪のエルサの声の人も出てるよ。)というわけで、ミュージカル好きな人も、嫌いな人も、見るべし。

ゆーく:うん、ゲイとジャンキーとヒッピー!! さていきますか、第一位。。。

しょこ:ドコドコドコドコドコドコドコドコドコ・・・・・・・・


    ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゆーく:うわーーーーー!!!!!なんだこれはー!!!!

しょこ:ドラムロールだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゆーく:あーなんだ。隕石かと思った。

しょこ:で?第一位は?

ゆーく:ドコドコドコドコドコドコドコドコドコ・・・・・・・・


    ド ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!

「THE LAST SAMURAI」!!!!


でーーーーーーーーす!!!!

しょこ:でた!でました!ここにきての意外性!

ゆーく:第二位とのギャップがすごい。この映画はですねー、すごいんですよ。とにかく。すごい。

しょこ:語彙力

ゆーく:いやー、すごい。 何がすごいんだっけ。見たことある?

しょこ:あるよ『THIS IS BUSHIDO・・・!』ってやつ

ゆーく:あーダメだ説明つかない。

とにかく俺が一番好きなシーンは、、、




<注:ここからネタバレ>




Ken Watanabeが敵の手によって殺められるのではなく仲間の胸の中で死にたいと決めて、Tom Cruiseに刺されるシーンね。もう、、、あの時のKenさんの目が忘れられない。。。桜の花弁を見て、、、「Perfect...」って散っていくわけですよ。あーもう、ダメだ。ネタバレしすぎや。どうしよう。いいのかな。


しょこ:めちゃネタバレするやん


ゆーく:注意書きありがとう。

しょこ:とにかくKen Watanabeが全てを持って行ってるよね。俳優ってすごい

ゆーく:Hiroyuki Sanada もめちゃめちゃいい役なんだよな〜〜〜
なんか、好きすぎて言葉にできない。

しょこ:恋じゃん

ゆーく:ちなみに、この映画は俺のじいちゃんとばあちゃんと一緒に映画館で見た最後の映画なんだよなー。じいちゃんはその後、認知症が重度化して入院しちゃうんだ。。。

しょこ:見た瞬間の思い出も一緒に残ってるってよいね

ゆーく:めっっちゃ覚えてる。映画館暗くて、じいちゃんとばあちゃんの足元をライトで照らしながら歩いたの。うちのじいちゃん、映画マニアで、家に数千本のVHSコレクション持ってたくらいの人物なんだ。数千本は嘘だな。けど、千本は超えてたと思う。

しょこ:一緒に映画館に行って、一緒に感想を話すまでが作品ですね

ゆーく:そう!なんだけど、俺いい作品見ると喋れなくなるんだよね。感情がオーバーフローし過ぎて、ごまかそうとしてなんか関係ない話とかし始める。影響受け過ぎて言語化もできなければ、瞬時に受け入れることもできないくらいのモノなのかも。

しょこ:ふふふ。じゃあ今日十数年の時を経て少しだけアウトプットできてよかったね。

ゆーく:全然、言語化できてないけど結局。

しょこ:はじめて見た日「言葉にできない。」
    十数年後「すごい。」

ゆーく:進化。

しょこ:まだまだ家にいる時間が多いでしょうから、よい作品をたくさん見てよいインプットをしたいですねえ(締めちゃったじゃん)

ゆーく:なんかあれかも、人生を変えるっていうのは、パッキーン!変わった!みたいな感じではなく、じわじわと何年もかけて生き方とか考え方そのものに影響を与え続けるということなのかもしれないなー。

しょこ:よいこと言う

ゆーく:事業におけるイノベーションも一緒かもな。パッキーン!はい、変わりましたー!を狙うのではなく、人間にとって良い影響を与え続けられる事業にしていきたいな。

しょこ:じわじわとその先も浸透し続けるような余韻をつくりだしていきたいねえ

ゆーく:そういうイベントやサービスを生み出していきた、、、
    た、、、、 いきた、、、、

生み出しちゃったかもしれないー!!!!!!!!!


というわけで ここで皆さんの人生にほんのちょびっと影響を与える可能性があるやもしれぬ企画を紹介させてくれー!!!!

その名も!!!! C   R   F !!!!!
シー アール エフー!!!!!!!


しょこ:宣伝までの流れ美しすぎかよ


ゆーく:Community Roots Forumの略だよ!!コミュニティデザイン(地域創り)の根っこを掘って掘って掘り下げていくイベントだよ!!

コロナの影響でオンラインでの実施だよ!!!!

つまり全国全世界から参加できるよ!!!!

うおーー!!!!!

うおーーーーーーー!!!!!!!!!!!


詳しくは、


こちら↓↓↓↓



しょこさんも、なんか言ってくださいよ。

動物園のゴリラみたいじゃん俺。


しょこ:じゃあ、最後にひとこと・・・・「Perfect...」


ゆーく:Kenさーーーーん!!!!(涙)一生ついていきます、パイセン。

おやすみなさい。


しょこ:おやすみなさい



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