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コミュニケーションを取り戻す答え合わせ。家族編

エアコンの温度設定のケンカ?家族内でしたことはありませんか?
ここの所立て続けに「エアコン」の家族内のご相談がありました。
親が頑なに温度設定であったり、エアコンを利用する?しない?・・

この様なトラブルはて“MCI”軽度認知症障害で、正常な思考の場合と、
そうではない思考が、行ったりきたりしている思考の状態です。
先日のオンラインサロンでは、色々なアドバイスの事例がありました。

「仕事に行く間、リモコンを隠しました!」
「他の部屋のエアコンをつけ、ドアを開けっ放しにしています」
「一緒にエアコンをつけている部屋で寝て会話をします」

など、全ては相手を思う行動です。

親が認知症症状の移行期間には、こんな日常のトラブルが付きものです。親がMCIの状態の時には、エアコンの温度は少し感度が鈍く感じている場合もあります。なので、温度に対して通常よりは家族と同じ体感になれない理由でもあります。
こんな思考の状態であればうまく家族とのコミュニケーションを取ることは、難しのが当たり前なのかもしれません。

多くの介護する家族は“認知症症状一歩手前の状態”「MCI」の知識がないと翻弄されっぱなしです。そして親に対してはキツくあたってしまうのです。

そんな経験をされていませんか?

ちなみにそんな時の親は、少し感情が柔軟になっていますよ。
以前は厳しくきつい親だとすると少し弱くなっている状態です。
逆に強くなる場合もあります。
前頭側頭型認知症の症状はこの強くなり切れ気味な状態です。

さて、今回は何をお伝えしたいかと言うと、親の感情がご自身のことばで思いを伝える事が可能の時期に、今までの「疑問や違和感」を聞いてみることをお薦めします。

介護のトラブルを抱える介護者は、親とのコミニケションを取れない環境であった経験が多く、大人になっても感情を親に伝える事を苦手としています。
ですので、介護中も言葉にできない事のイライラがつきものです。
子ども時代に抑圧をされていた人は感情が何か?わからない人もいます。
もし、このMCIと言う症状を事前に理解をしているしたのであれば、
このタイミングで聞いて下さい。「今までの疑問に思っていた関係の事を!」
このチャンスを逃すと、親は自身の感情をコントロールが出来ない状態へ移行していきます。そうすると、会話は成り立たなくなり、子どもの頃から感じていた「違和感」を伝えても答えは戻ってこないのです。
あるタイミングで、今まで抱えていた「違和感」を伝えることは、答えが何であれ、今しか聞けない時間タイミングがあると言う事をお伝えします。

多くの人がその「時間タイミング」を逃し後悔をしています。

介護は家族の関係を変えるタイミングでもあります。

多くの人が負の感情を露骨に出しています。それが介護のタイミングなんだと思います。どんな家族も何らかの問題を抱えています。
このタイミングを逃すことの無い様「聞く・思いを伝える」知った時には行動をしてみてください。今までの家族の中での違和感の答え合わせです。

正解も不正解もないのです・・。

それは、答えを受け取る介護者次第、如何様にも考えられます。
また、変えること、諦めること、受け入れる、それぞれ・・・です。

家族って子供は選べないのですよね。神様は親を選んで生まれてくる説も聞いたことはありますが・・。
介護をしなくても良いし、しても良い。家族だからしないとならないではありません。実際しない選択をする人も多くいます。
そんな家族は他人に頼み、社会保障制度が対応しています。

もし、答え合わせをして辛いくなったら、介護をしない選択もあります。

そんな選択を選んでも誰も責めませんよ。
それは素直にできないと言う答えなのですから。

社会は「家族だから」責任は家族にあると言う忖度はそろそろ変容する時代になって来ています。家族の中で違和感長く感じていたなら、
答え合わせをしてみてくださいね。言葉で伝え聞くことです!
それだけです!

さて今回は介護者の未来です!


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このマガジンは漠然としたこれからの介護の不安を抱えている人、介護中の人へ介護の先の見えない不安や介護のお金の心配が軽減できる内容です。

家族の介護はする人もされる人も初心者です。100家族があったら100通りの介護があり、これが正解はありません。そんな正解のない介護の基本知…

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