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家族介護者の限界。

先日、駅から家の帰り道の疑問。

道路向かいには“就労支援B型”の帰りと思われる集団と
私の前を歩く“大学生”と思われる集団が同時に目に入ってきた。
年齢的に同世代。
瞬間、「この2つの集団は共に帰路のため歩く事ってないのかなー?」
この社会って義務教育の時代から、学ぶ場所が分けられているんだよな。
と、瞬時に答えまで理解をした、ふとした疑問と違和感でした。

さて、要介護者(特に親)のことを“家族介護者”は
「ディサービスへ行ってくれないのですが、どうしたら良いですか?」
「施設に入所して欲しいのですが、どうしても家に居たいと言うのですが、どうしたら良いのですか?」
と、ご相談を頂く事があります。
その際にお答えする事は「ご本人のタイミングがあります」
とお伝えをしています。
そんな時の要介護者(親)は通常の日常を失う事、自身の身体の変化に混乱をしています。
そんな親を見ていると家族介護者は心配で仕方ありません。
家族介護者は自身の生活も有り、本人が意図しない事を家族介護者は望みます。
家族介護者は“良かれ”と思い、要介護者のために生活の基盤を整えようとします。全て“良かれ”と言う思いです。
ですが、その“良かれ”は要介護者(親)にとっては自身の今までの生活を失う事が多くあります。
要介護者(親)が言葉で伝えようする事が出来なくなる状態になると、
家族介護者の“無意識の支配”が始まります。
家族介護者が“本人のため”と思う“良かれ”と言う行動が始まる訳です。
“良かれ”=“無意識の支配”と言う関係の始まりです。
この関係の原因は、介護以前の家族の関係です。
親と子の関係はどこの家族も多様です。
この“無意識の支配”関係になる傾向の子どもは「親を独占したかった」と言う思いがあった親子関係に多く見られます。
この“無意識の支配”になる環境は、“一人で抱える” “初めての経験”等も介護には共通しています。
ここで足りない事は“客観的”俯瞰的な視点です。
自身がそのように気づかない限り、限界“家族介護者“が迎える事になります。
家族介護者が限界を迎える時に、自身が病気になります。
それが、最後のシグナルです。
家族介護者の皆さん?
体調は悪くないですか?シグナルが来る前に、ご自身のケアを優先にして下さい。
介護のこんな仕組み、無意識にしてしまうこんな事…。
気づいてもらえたら幸いです!“ひとり抱えない”です!

冒頭の疑問と違和感。
いつか、幼稚園から障害あるなし関係のない、全て一緒に学べる環境ができたら良いと思います。子供は何も違和感って思わないのですよね、
“大人が教えない限り“
そんな環境できないかな?と思います。

さて、今回は今後の介護保険の最新の情報をご案内します!
4月22日に発表をしました資料です。
介護においての今後の予算の気になる部分を共有します。

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