できない人と思われる不安
転職先に勤める最初の2、3ヶ月、初めて経理を担当する時、英語で電話対応をする時、秘書業務を任された時などなど、働いていたら新しい業務を覚えるのは当たり前のことなのだけど、特にスマートさを求めまれることやミスが大きく問われる業務では自分の中の不安が大きくなる。
誰でも新しいことは怖いと思ったり、不安になるのはあたりまえなのだけど、自分の場合、他の人よりも実務能力とか資格はあるのに、気持ちの部分で負けてしまいがち。
周りの人は、そんなに臆することなく取り組んでるのに、自分はすごく大きなことに思えて萎縮してしまう。
そして、心の中で萎縮している気持ちがあるからか、上司からあまりできない人と思われてしまうことがある。2、3ヶ月もしたら、慣れてくるし、元は理解度が深いから、こんなにできるの?と意外そうに驚かれたり、その後はすごく頼られる人になっていく。
それにしても、最初の時に、こんなに自信がなく萎縮してしまうのはなぜなんだろう。
「できない人と思われるのではないか」という不安が、自信のなさを呼び、声が小さくなったり、ハリがなかったりして、そういう外観を使ってしまうのだと思う。
プレッシャーを感じやすくていつもよりスピードダウンしてしまったりで、実際に自分の力を発揮できず、自分を責めるから、その負の中にとらわれるのだと思う。
心が現実を作る、現実になるというのが腑に落ちた。
努力不足は自分で補うとして、気持ちの部分については、「できない人と思われたくない」そんな気持ちを手放して、「自分のペースで、自分なりの考えで目的地に向かえば、自ずと結果はついてくる」と、強い気持ちを持つことだと思う。
お昼休憩や業務後に自分の心のペースを取り戻すことが、そこから抜け出す秘訣だと思った。