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目の前の現実は、潜在意識で考えていること

 今、目にしている現実は、自分の心、潜在意識が望んだことだという。心の奥のイメージが、時間差で現実に投影されて具現化されたものだと。

 最初はこのことが理解できなかった。
 自分を苦しめる現実を自分で望むわけはないと。私はみんなで笑って楽しく過ごしたいだけなのにと。

 でも、"自分が望んだ"というより、"自分にふさわしい"、"どうせ自分にお似合いなのは、この状態だ"と思っているイメージが現実になったのかなと考えると、あり得るかもと思った。

「自分の気持ちは誰にも理解してもらえない。」
「自分がパーティの主役になっている姿は浮かばない。みんなのお世話をしてる姿は簡単に浮かぶけど。」
「好きな人ができて付き合い始めても、私の内面を知ったらやっぱり違ったってなって離れていくんだろうな。」
「すごく楽しい時間。でも、今の幸せはずっと続くものでなくて、あと半年もしたら、この人とも会わなくなって、あの時楽しかったなって振り返ってるのかな。」
「ただ底抜けに明るい曲よりも、悲しい曲の方が心が落ち着く。」

 自分の心のホームポジションが、悲観よりにあるから、やってくる現実が明るく楽しいものではないのかも。
 楽しいことがあっても、デフォルトの心の状態に引き戻されるのかも。

 "心が望んでいる状態"というよりも、自己卑下しがちな私にとって、"私には一般的に幸せと言われる出来事がたくさん起こるようなことはないだろうな"  "自分には幸せいっぱいの生活なんて送れない"と思ってる心のイメージが現実になっているのかも。

 苦しいことばっかり目の前の現実に現れるときは、自己卑下した自分のイメージが潜在意識にあって、現実はこんなもんだと諦めてるのかもしれません。

 お姫様みたいにちやほやされる自分の姿を心にイメージするとか急激に変えなくていいけど、まずは、自分は自分なりに楽しいと思える時間を過ごしたいし、本当の理解者が3人いて心から笑って過ごせる時間がある、自分はそうやって過ごすにふさわしい人間だと潜在意識を現実的な範囲で前向きになるようにしようと思った。

 自分の潜在意識がボロボロに傷ついたのには、大きな理由がある。すごく好きだった人に大きく裏切られたとか、大勢から濡れ衣を着せられ責められたとか、本当に苦しい時に助けてと伸ばした手を振り払われたとか、そうやってできた傷がある。今世なのか、前世なのか分からないけど。だから、自分だけは潜在意識、心のこと責めないで、「よっぽどのことあったんだね。ずっと頑張ってきたんだね。でも、もう少し贅沢なこと望んでも大丈夫だよ。あなたはいっぱい我慢して頑張ってきたから、もう幸せになっていいんだよ。」ってよしよしって慰めてあげたい。

 そうしてたら、潜在意識が少し癒されて、苦しい厳しい現実も緩んで、潜在意識と顕在意識のズレが減ってくると思う。

引き寄せの法則とか、思考は現実化するとかあるけど、潜在意識と向き合って内側を整える、それは遠いようで現実を変える近道かもしれない。

そして、潜在意識の状態が分からないという方は、今の自分の人間関係、職場での評価、自分の感情、ほしいもの、嫌いなものなどを見つめてみてほしい。
潜在意識くんはいつも頑張ってる。自分だけど、自分ではないもう1人の自分。自分のことを後回しにしちゃう人は、守るべき年下の家族みたいに捉えた方が労わりやすいかもしれない。




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