「ユーザーと同じ目線に立ち、ユーザーの成長を応援したい」旅するエンジニアがUPSIDERで挑戦を続けるワケ
UPSIDERへの想い
UPSIDERと出会ったのは、ふと耳にとまった、共同代表宮城が出演していたPodcast。「挑戦者を支える世界的金融プラットフォームを創る」という大きなビジョンに魅せられて、自分の役割や経験の枠を超えて、ユーザーとともにビジネスを成長するアクションを続けたい、そう心から想いました。
これからも「挑戦者を支える世界的金融プラットフォームを創る」という大きなビジョンの実現に向かって、仲間と切磋琢磨していきます。
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UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。
今回語ってくれたのは、世界各国を旅をしながら、UPSIDERの決済システム開発チームのエンジニアとして働くMiki Masumoto(以下、Miki)さんです。Mikiさんは旅をしながら働く楽しさと大変さ、そしてUPSIDERに魅せられた理由を聞きました。
UPSIDERで叶えた「ヨーロッパで暮らす」夢
ーーMikiさんは、現在ヨーロッパを旅しながら、フルリモートで仕事をしているそうですね。
はい、実は今はハンガリーのブダペストに滞在しています!日本との時差は7時間ありますね。(取材当時)
子どもの頃からヨーロッパで暮らすことに憧れていました。社会人になってからその夢も忘れていたぐらいなのですが、UPSIDERに入り、CTOの澤田(Ryota)がロンドンで暮らしていることを知り、私も出来るかもと思ったんです。
今年4月からヨーロッパを旅しながら働く生活を始めました。1週間〜1ヶ月のスパンでさまざまな国を行き来しながら、フルリモートで仕事をしています。仕事の合間や休日に街へ出て、綺麗な街並みを見ながら散歩する。そんな充実した日々を過ごしています。
ーー旅をしながら働く生活はどうですか?
国を変えて生活をするのは、なかなか大変ですね。英語が通じればまだいいですが、英語があまり通じない国もありますし、日本との時差も考慮しなくてはいけないので。
最近は新しいプロジェクトの立ち上がりで、要件や設計をミーティングで相談する機会が多く、DailyStandupミーティングも取り入れてみている最中なので、その時間を私の時差に合わせてもらっているのは申し訳ないなと思っています。
ただ、メンバーはこの時差をポジティブに捉えてくれているんです。「Mikiさんが日本時間の夜に働いてくれているから、バトンタッチする形で仕事ができる」と。確かにみんなが深夜に対応に追われることがあったら、私は健康的な時間帯で対応ができるわけです。日本のみんなは私が寝ている間に業務をすすめてくれる。私が起きて仕事をし始めると、みんながエンジンがかかっている状態で、いい形で引き継ぎができるんです。その点は意外な気づきでしたね。
一台のパソコンからテクノロジーの世界に魅せらせて
ーーMikiさんがエンジニアになったきっかけやご経歴を教えて下さい。
私がテクノロジーやインターネットに興味を持ち始めたのは、小学生の頃、家にパソコンが届いたことがきっかけなんです。触り始めてすぐ、ウェブデザインやウェブサイト作成に興味を持ちました。デザインの要素も、プログラミングをする要素もどっちも好きで、テクノロジーの世界にすっかり魅了されました。
ただ当時は今よりも教材がネットに落ちていなかったので、特にプログラミングは「私には無理かも」と考えたこともありました。
それからしばらくして、高校生になってまたプログラミングに触れる機会があったんです。昔はとっつきにくいと思ったことも、なんとなくわかるようになってきて。
同時に高校生として進路を本格的に考える時期になり、 幸いにも理数系の科目が好きだったので「もっと好きになれるのではないか」と考え、大学では工学部で情報工学を専攻することに決めました。この時は「エンジニアになろう!」という明確なビジョンがあったわけではないですね(笑)
私が進学先として決めたのは、工学部の電気電子情報工学科。周りはLEDの研究などをしていました。私は情報系のコースで座学を中心に、少しプログラミングの学習もしていた感じです。
高校の文理分けの頃から男性・女性の割合でいくと女性が少なく、男性の多い環境に身を置くことが多かったです。エンジニアは確かに女性がまだまだ多くない職種ですが、個人的には中学時代の部活は剣道部で紅一点でしたし、学部も女性がとても少ない環境だったので慣れてしまったというか、あまり「女性が少ないから」という点で尻込みしたことはありませんでしたね。
多様なエンジニアとしての経験とUPSIDERとの運命的出会い
ーMikiさんのエンジニアとしてのキャリアはどのように始まったのですか?
私のキャリアの始まりは、新卒で電力系のシステム開発会社に入社したところから始まりました。1社目はバリバリ開発もしつつ、マネジメント業務も多くある現場で、忙しくも幅広く経験をさせてもらいました。
結果6年間在籍しましたが、バックエンド開発・保守、フロントエンド開発、インフラなど、いろいろなことを経験させてもらったことは非常に感謝しています。
特に印象に残っているのは、発電所情報管理ソフトウェアのリプレイスプロジェクトです。リードエンジニアとして、今まで使っていた機能の必要性を議論したり、お客さんにもヒアリングを重ねたりして、大規模なリプレイスを1年半ほどかけて実施しました。リプレイスとはいえ、大きな改修をする決断が出来たりしてすごく面白く充実感もありました。ただいま振り返ると、人間関係も含めて過負荷な環境だったので、一日中ガムを食べて、ガム代が家計を逼迫していたかもしれません(笑)
そうこうしていたら、海外研修の機会をいただくことになりまして。
プライベートで英語の勉強をしてましたし、研修自体は自分にとってとても刺激になった一方、開発者としてスキルアップしたい「自分が目指すキャリア」の方向性と、海外とのブリッジやマネジメントを重点とする「会社が任せたい」方向性の溝を感じて......それで転職活動を始めることにしました。
ーー退社後はフリーランスとして2年弱活動された後、UPSIDERに入社されていますね。UPSIDERを知ったきっかけは?
フリーランスの期間では、会計ソフトSaaS企業にてバッチ系システムやデータ分析基盤の保守を行なったり、ライブ配信プラットフォームにてフロントエンド開発や大企業の社内向けシステムの追加機能開発をしたりと様々な経験をしました。
フリーランスは「軽やかさ」が魅力だと思う反面、やはり社員ではないので、距離感は一定あるなと感じることも当時はありました。また、フリーランスという関わり方である特性上「プロジェクト単位」で関わっていたこともあり、根本的な部分に改善の余地があったとしても、そこに手を伸ばすことが難しいと感じていたんです。
そこで「自身の成長が止まっているな」と感じることも少なくなかったです。そんなタイミングで、偶然、UPSIDER を知ることになりました。
私はPodcastを聴くのが好きで、スタートアップ界隈のものを聴いていたらふと、代表の宮城(Toru)がゲストで対談しているエピソードに出会いました。正直にいえば、法人カードのビジネスそのものにはそれほど興味がなかったのですが、宮城が話していた「私達はお客様とテーブルの同じ側に座る」、という考え方に惹かれたことを鮮明に覚えています。
ビジネスをする上では、もちろん利益をあげていかなくてはいけないのですが、ユーザーさんとWin-Loseの関係性になるようなビジネスって、私すごく苦手なんです。でもUPSIDERはビジネスモデルがWin-Winになるもので、それが素敵だなと素直に思いましたね。
また、フリーランスとして活動するなかで、企業がどういう技術スタックで募集をかけているのかを日頃からチェックしていました。その中でGo言語でマイクロサービスで決済ドメインという興味関心が揃っている会社として、再びUPSIDERと出会ってしまったんです。偶然にも。「これは運命だ」と思いましたね。
Go言語の実務経験はなく、趣味で使っていた程度だったのであまり自信はなかったのですが......縁を感じ、カジュアル面談を申し込みました。運良く業務委託で参画することとなり、約半年後に正社員になりました。
ーーUPSIDERに入社した決め手は何ですか?
入社の決め手は主に2つあります。
1つは、それぞれが当事者意識を高く持って、互いをリスペクトしあっていることですね。本当にポジションや職位を問わず、上から目線でものを語る人が全くいなくて。相手のことや成し遂げたいこと、相手の意見や考え方を尊重した上でコミュニケーションをとってくれる風土を感じますね。もちろん組織としての上下関係というか役割は設定されていますが、各々はいい意味でフラットな人ばかりで、働きやすいです。
もう1つは、既存に囚われず率直に意見を交わすことが出来ている点です。私自身、英語はまだまだスキルが足りないと感じているのですが、「挑戦したい」という気持ちを後押ししてくれ、実際に応援してくれるチームだと感じます。
例えばなんですが、コードのレビューについても「そもそもこれは正しいのか?」といった既存からある根源的な部分を課題提起すると、みんなちゃんと議論してくれるんです。やはりレビューをもらうときはいつも緊張するんですけど、UPSIDERのメンバーは最適解を探りつつも、きちんと全員の主張をフラットに聞き入れ、それが適切な場合はすぐに意見を取り入れてくれる、そんなチームです。
UPSIDERでの挑戦の現在地とこれから
ーー法人カード「UPSIDER」が不正利用率0.0005%に到達したというリリースがされました。Mikiさんも業務として関わっていたそうですね。
はい。不正使用対策の機能開発と、モニタリングのオペレーションをメインで担当しました。
もともとUPSIDER社内でも、不正使用対策は課題感としてあったのですが、誰もその領域をメインで担当できる人がおらず、気付いた人が対応するという現状がありました。このままではまずいだろうということで、私がオーナーとして本腰を入れて取り組むことになったんです。
これまでUPSIDERでは、不正使用と思われる決済が発生した場合、本当に不正利用なのかケースバイケースで判断しつつ、アルゴリズムのアップデートを続けてきました。一方で、不正利用はいつ発生するか予測することが難しいために、どの程度コストをかけて開発や改善を行うかも同時に課題として浮き彫りになっていました。
そこで、安全性を担保しながら、各ユーザーが快適に使っていただけるよう、泥臭く利用傾向を分析しながら、開発を進めました。
さらにどのようにオペレーションするかという点にも気を配りました。先程お伝えした通り不正使用はいつ起こるか分からないのですが、いざ不正の疑いがある決済があったときのフローを整備し、開発メンバーやユーザーさんとコミュニケーションをとるサポートメンバーが対応にあたりやすいように工夫しました。
オペレーションをできるだけ統一したフローにすることで、誰が何を対応したのか、何に時間をかけたのかがより可視化できるようになっただけではなく、お互いフィードバックできたり、賞賛しあったりする雰囲気づくりができるようになりました。苦労もありましたが、ユーザーの安心して利用いただける仕組みづくりをチーム一丸となって実現することができて嬉しかったですね。
ーーこれからUPSDIERで実現したいことを教えてください。
具体的に「これを達成したい!」というものは正直ないんです。というのも、目の前の課題や優先順位は数ヶ月単位で目まぐるしく変化するので、あまり決めないようにしています。
ただ、ユーザーさんと同じ目線に立って、ユーザーさんの成長を応援したい。そんなUPSIDERの考え方に共感して入社をしているので、そのお手伝いを引き続きしていきたいなと考えています。
ーー今各社が優秀なエンジニアを求めていると思います。そこでUPSIDERを選ぶべき理由はどこにあると思いますか?
技術面だけでなく、ビジネス的にも挑戦できるということでしょうか。
例えば、私も先ほどお話した不正使用対策のオーナーを任される中で、保険会社とのやりとりや、ユーザーさんとのコミュニケーションフローの整備など、本来エンジニアとは関係ないことをやってきました。
エンジニアという枠に囚われず、ビジネスを良くするための行動に繋げられる。それはUPSIDERだからできることだと思いますね。
ーーUPSIDERのエンジニアとして求められるスキルはなんだと思いますか?
ジョブディスクリプションに書かれているような「○○の開発経験」といったスキルももちろん大事だと思うんですが、そのほかを挙げるとしたら私は「遂行する力」もやっぱり大切にしたいですね。どんな仕事でもそうだと思うのですが、誰かがなんとかしてくれるだろうと思っていると厳しいと思います。
UPSIDERは、前に推し進めようするメンバーがいたら、その人を全力でサポートするカルチャーがあります。なので、基本的にUPSIDERのメンバーは誰かが困っていて、(その人が)放置される状況というのは見た事がなくて、ポジションや業種を問わず、UPSIDERのメンバーは手を差し伸べてくれる人ばかりです。だからこそ「遂行する力」を持っている方は、UPSIDERで活躍できると思います。
ーー最後に、UPSIDERに興味がある方にメッセージをお願いします。
技術的に成長するだけじゃなくて、ビジネスそのもので「大きな挑戦している」というのはUPSIDERならではだと思うんです。UPSIDERはいい意味でカオスな環境です。入社前は経歴的に強そうな人が多くて、なんだか怖いイメージもありましたが、いい意味で裏切られました(笑)。
多様なメンバーがいる中で、それでも一致団結できるのはやはり「挑戦する人を応援したい」という大きなビジョンに向かって、同じ目的を共有しているチームだからだと思うんです。共にユーザーさんの成長に貢献したいと感じている人と一緒に働きたいです。私たちがお待ちしております!
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