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支払い.comに興味を持っていただいた方へ 支払い.comが向き合っている“資金繰り”について解説します

株式会社UPSIDERで、支払い.com事業の中途採用を担当している勝倉と申します。

中小企業のお客様を対象とした「支払い.com」は、株式会社クレディセゾンと共同で運営しており、企業間の取引におけるあらゆる銀行振込のお支払いを、ユーザーがお持ちのクレジットカードで決済できるサービスです。お支払いをクレジットカードのお引落日まで延長することで、ユーザーは資金繰りの改善が可能となります。

なぜ、資金繰りを改善することが、これほどに社会的インパクトがあるのか?をお伝えしたく、今回は支払い.comが向き合っている「資金繰り」に関するnoteを書いています。

「資金繰り」

という言葉を聞くと、皆さんどのようなイメージがありますでしょうか?
普段仕事や生活をしている中で耳にする機会も少ない言葉であり、耳馴染みのない方も多いのではないかと思います。

しかし私自身、この資金繰りに関しての理解を深める中で、
「資金繰りは意外と身近な存在であるということ」
「資金繰りに関する課題に悩んでいる挑戦者は多く、意義深いテーマであるということ」
が分かりました。知れば知るほど、この資金繰りに関しての意義深さや面白さを感じています。
今回は支払い.comの事業に携わる中で私たちが向き合っている「資金繰り」について理解を深めていただき、最終的にはお客様の資金繰りについて支払い.comがどのようにお客様の支えとなっているのか?についてお話しさせてください。



「資金繰り」とは何か?

「資金繰り」とは「いつ・どれくらいのお金が入ってきて、いつ・どれくらいのお金が出ていくのか」を把握し、お金の過不足を調整することです。

資金繰りを行なう最大の目的としては、お金の流れを把握・管理し、資金を不足させないことになります。

これは私たちが普段生活しているなかでも、何気なく取り組んでいることです。
まずはイメージがしやすいように個人の生活に当てはめて考えてみましょう。

毎月25万円の給与(収入)があり、それをもとに生活費や支出を賄っているとします。

まず、給料日から数日後に家賃や光熱費などの固定支出があり、この支出の合計が10万円だとします。
次に、食料品や日常の支出などの変動費用がありますが、今月は友人の結婚式などもあり、合計で8万円の出費となります。
これらの支出を考慮して、収入が支出をカバーできるようにする必要があります。

この時点では25万円 - 10万円 - 8万円=7万円が手元に残ることになり、資金繰り状況としては健全であるといえそうです。
生活していく上では、突発的な支出も考慮する必要がありますね。たとえば、急な病気や車の修理費などが挙げられます。

仮に急な発病に伴い、1週間程度入院することになったとします。
その費用が10万円だった場合、単月で見ると収入に対して、支出が不足してしまうこととなります。

過去の蓄えがあれば来月の家賃や光熱費を含めた支払いも問題ないのですが、そうでない場合、資金繰りの改善に向けて動かないといけません。

あくまで個人の生活シーンにおける資金繰りの例ですが、同じようなことが法人でも発生します。以下のような例です。

建設業を営んでいる会社の例で考えてみます。

主な収入源は工事案件受注による売上です。
一方で売上は一定ではなく、季節や市場の需要によって変動します。
今月の収入は2ヶ月前に受注した工事案件で、150万円とします。

次に支出を考えてみると、毎月の固定経費(人件費、事務所の賃貸料、光熱費など)があり、建設に伴う工事に伴う原材料(パイプや建機)の購入をはじめとする変動費が発生します。

固定経費は毎月一定ですが、原材料の購入は売上に応じて変動します。仮に今月の支出の合計が100万円だったとしましょう。

そして、工事現場でのアクシデントや工事が納期通りに進まなかった際の補填など、予期せぬ出費が発生することもあります。

今月は以前工事した案件の補填が発生してしまい、追加の支払いが発生。
またその補填に伴い、現在進めている工事案件にリソースを割けなくなり、この案件も納期通りに完了できるかが見えなくなってきています。

結果的に、今までの資金があったため、従業員への給与の支払いを含め支出を滞りなくできましたが、来月は工期遅れの影響で入金が先延ばしになってしまったこともあり、手元の資金で支払いが滞りなくできるかどうかが不安になっています。

資金繰りが苦しくなるとどうなるか?

ここまでである程度、資金繰りについてご理解いただけましたでしょうか。
さらに本パートのタイトルにもある「資金繰りが苦しい状態とは?」という点についても、解説させてください。

資金繰りの目的は前述の通り、お金の流れを把握・管理し、資金を不足させないことですが、裏を返すと、資金繰りが苦しい状態は、資金が不足してしまう状態となります。

具体的には、従業員の給料、金融機関への返済、取引先への掛金、オフィスや店舗・工場の家賃など、あらゆる支払いができなくなる状態です。

また資金繰りが苦しくなってしまうと、サービス提供、そしてマーケティングや新規事業に投資をしたいタイミングでアクセルが踏めなかったりと、思うように成長への投資ができない状況にも繋がります。

そして、ここでお伝えしたいことは、資金繰りが悪くなると、支払いの遅延、支払いができない状態になってしまい、最悪のケースとしては倒産、事業停止につながってしまうということです。

「資金繰り」というのは、課題が深く、経営へのインパクトが大きい領域です。

利益を運転資金に回し金融機関からの融資といった手段で資金繰りの改善ができれば良いのですが、業界構造や大手企業と比較した際の信用の少なさをはじめとするさまざまな要因で資金繰りに苦しんでいる経営者の方々が世の中にはたくさんいます。

資金繰りが苦しい時に、取引先に支払いを早めてもらうようにお願いすると懐疑的に見られてしまう。口座のお金がゼロとなってしまい、倒産することの恐怖で眠れない日々が続くこともある。といったお話を、支払い.comのお客様から伺うこともあります。

資金繰り改善のための手段

資金繰りが苦しくなってしまった際の改善手段はいくつかありますが、カテゴライズをすると「入金を増やす方法」「出金を減らす方法」「入出金タイミングを変更する方法」の3つに分けられます。

入金を増やす方法は、売上を伸ばすための営業活動に力を入れたり、融資や投資といった形で外部からの資金調達もその1つです。

また出金を減らす方法として、コスト削減や節税が一般的とされており、最後の入出金のタイミングを変更する方法として、支払い期日の交渉やファクタリング(入金前の売掛債権(売掛金や受取手形)を売却して資金化する手法)などが一般的とされています。

支払い.comが資金繰りに対してお役立ちできている理由

支払い.comは上述の資金繰り改善手法の中でも「入出金タイミングを変更する方法」の1つです。

支払い.comをご利用いただくことで、請求書支払いをクレジットカードによる支払いに切り替えることができます。

例えば、今月末の支払い期限の請求書が手元にあった際に私たちのプロダクトを利用いただくと、上記の図にあるように支払いのタイミングを遅らせることができ、資金繰りに余裕をもたらします。

つまり、支払いのサイクルが延長されると、手元に残る資金が増え、それが結果として資金繰りの改善に繋がるのです。

ありがたいことに実際にお客様から、

  • 「支払い.comのおかげで、これまで以上にたくさんの仕事を同時に受けられるようになり、新しい挑戦も増えた!」

  •  「コロナ禍の苦しい時でも、支払い.comのおかげで窮地を乗り越えられた。売上が好調の今でも、支払い.comを活用し、さらに拡大していくための資金繰りを図っている」

  • 「支払い.comがあったからこそ、資金繰りが改善されて、今もこうやって事業を継続できている」

といったお声を頂戴しています。

より詳しい内容は支払い.comのユーザーインタビューに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

私たちはなぜ支払い.com を通じて挑戦を続けるのか

ここまで読んで下さったみなさまが、支払い.comが解決しようとしている「資金繰り」について少し理解を深めていただけたら、とても嬉しく思います。

最後に改めてお伝えしたいのは、私たちはこの「資金繰り」に関する課題解決を通じて、挑戦を続ける経営者の皆様を支え、挑戦する人生を心から応援したいと思い、お客様と一緒に、一つずつ壁を乗り越えていきたいと思っています。

支払い.com は、まだ正社員ベースでは10名以下で運営しており、創業フェーズの規模感で事業運営をしているチームです。挑戦者とともに寄り添い、ユーザーが人生においてもっとも苦しいと思えている瞬間に寄り添い、お客様の経営に少しでも力になろうとすることは、簡単なことではありません。

それでもお客様の人生を、お客様の挑戦を心の底から応援できるし、一緒に喜びを分かち合いたい。そんな方とぜひ一緒に初期メンバーとして一緒に事業を盛り上げていきませんか?

いまこのタイミングでジョインいただく方が、今後拡大する事業の根幹を担うことは間違い無いフェーズであり、少しでもご興味をお持ちいただけましたら、私たちの挑戦についてお話しさせてください!


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