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相手の名前よりも雑談した内容とか覚えちゃうから雑談に自分の名前を入れたらもしかしたら覚えてもらえるかもね
行きつけの吉祥寺のつけ麺屋、麺がもちもちしていて美味しいのでふとした時に通っている。
雑談がはじめになるのってなんかかっこよくない?
男女の脳の違いが現れる瞬間としてよく会話のゴールみたいなのが取り上げられる。男性は解決が目的で女性は共感が目的であると。それを長く意識していれば、例外があるにせよ、傾向としては概ねそんな感じであるのはなんとなくわかってきた。
具体例をだせるのはちゃんと理解している証拠だって、数学ガールでやらなかった?
その上で、塾講師での授業の構成について、ちょっと触れたい。私の今担当しているクラスはもう一歩で上位30%に入れそうな真ん中よりも上位コースである。毎回の授業の復習テストでは全体の30%は難しい問題が出ても九十点以上を取るようなコースである。
そのため、授業も受験を見据えたり、今後の科学に興味をもってもらえるようなハイレベルな内容を教えている。のだが、(戒めとして)気をつけなければならないのは子供達の興味はあくまでも雑談の中でしか生まれてこない。無理にハイレベルな内容を教えるのではなく、結果として教えるのがちょうどよいと感じた。
昨日の授業の復習から始めようかというとまるで優等生のようだけど、その単語は僕から一番遠いところにあるのはいうまでもないよね
例えば、昨日は水の三態をやっただが、テキストをそのままなぞるのであれば、「気化、凝固、凝縮、昇華」などを詳しくやる。しかし、そんな内容は彼らはしっかりと家で学習してきてしっかりと理解する。そこで取り扱ったのが二点。一つは「北極の氷と南極の氷。溶けたときに海面上昇するのはどっち?」である。水が凝固したときに重さが同じなら体積が大きくなることを(つまり、密度が小さくなるのだが、彼らはまだ、密度の概念をやっていないので、ここには触れずに)伝える。そうすると”南極大陸”という単語がでれば、答えを引き出しやすい。
もう一つは氷山の一角は何%かを考えさせることである。これは計算を簡単にするために水に氷が浮いているとして、考えさせた。完全に6年生(下手すれば高校生)レベルの内容だが、ちょっとずつ噛み砕いて説明するとするすると理解していくのが本当にすごい。参考にしたのはヨビノリのこの回である。
しかし、これらの内容をいかに雑談の中で話していくかがとても重要であるとも感じる。例えば、昨日は魚類としてサメがテキストで紹介されていた。従って、サメの倒し方の知識を仕入れていたのだが、子供達が食いついたのはタツノオトシゴやマンタの味であった。そこから結果的にサメのフカヒレやキャビアの味に結びついたが、どっちに転ぶかわからないのがなかなか難しい。
ただ、いくら流れがあるからといって大事なことを教えないわけではない。
特に強調して教えたのが
大トロのようにあぶらが多い刺身は塩、特に岩塩で食うべし
学部時代のバイト先に赤坂見附で日本酒を置いている店があったのだが、マグロのトロを岩塩で提供していた。あんまりみない光景だったが、今考えると非常に通な提供の仕方だったと思う。これの方が美味しいこともあるし、ここに通うような子供たちは必ずこう言った料理を食べるだろうから強調して伝えた。それとふざけながらも、醤油の話が出たので味付けのさしすせそを教えた。
さ:さとうじょうゆ
し:しょうゆ
す:すじょうゆ
せ:せうゆ(しょうゆ)
そ:そいそーす
もちろんジョークであり、本来のやつを伝えたが、こうした雑談や楽しい会話の中で先生が言ってたから、きちんと宿題をやってやるかという気にさせるのが、レベルの高いコース担当の役割だとおもった。
触れた本
攻撃は最大の防御ともいうが、目的が違えばそれも変わってくるだろう。そんなことを考えさせられる一冊である。淡々と読み続けたい。
再読。やっぱり言葉遣いが面白すぎる。
そうそう、12月あたりに、踊ってみたのイベントに出ようかと今画策しています。まあ、また何かあれば連絡するな。それじゃあ今日も1日頑張ってな!
追伸。そいえば昨日の安倍礼司聞いてくれた人いる?こっそりリンク貼っておくね。
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