新人の指導は健康に悪い
伝わらない。とにかく伝わらない。
56歳の新人の彼女にこちらの意図が伝わらないのだ。
思考回路が独特で、状況を整理するのが苦手で、プライドが高くて、言い訳しがちだ。
仕事は「がんばった」も「一生懸命」も「忙しかった」も関係ない。結果が全て。
どんなに仮定に血涙を伴っても、結果がダメならダメなのだ。ダメだった結果に対して、次に活かすために向き合うしかない。
私もそそっかしいから、たくさんやらかした。何度も悔しい思いをした。失敗する度に退職を考えた。
でも仕事の失敗が原因で去るのは、問題から逃げているようでできなかった。
どうしたらいいかたくさん考えて、たくさん試した。
新人さんが失敗を恐れる気持ちはよく分かる。でも、何度も失敗してようやく失敗しないための対処が身に付いてくる。
私はあらゆる失敗を一通りやらかしてきた。考えられる失敗は全部やった。
だから、誰かがやらかしたときにはこの失敗の引出しが役に立つ。
できない人の気持ちもよく分かる。
そそっかしい自分だから役に立てることもあるのだと思った。
そう言いながら、やっぱり失敗は恐い。
いつ過去の表に出てない失敗が何かの検査や監査の機会に発覚するか。
私の命日だっていつなんだかわからない。
だけど毎日がんばっている。
食欲がないなんて久しぶりだ。
今日は疲れた。
新人さんがあまりにもこちらの常識と違う常識を持っていて、仕事を教えるのにも本当に苦労する。
怒りや苛立ちを必死に抑え込んで接するのが辛い。高ぶった感情に声や手や足が震える。
よくがんばったね私。
今日もおつかれ。