教科書が変わります(2)
どうもアップグレードです!
今日は4月から教科書が変わることについて書きたいと思います。
教科書が変わる経緯については以下をご確認ください。
【英語は難しくなるのか?】
教育関係者の多くは「英語は難しくなる」といいます。
しかし、私は「すぐに大きく変わらないので?」と少し疑問を感じています。
まずは事実として、扱う単語量が増加します。
小学校では600~700単語
中学校では1600~1800単語となり
現在は中学校のみで1200~1300語ですからほぼ倍増です。
教科書によっては小中の合計で3000単語を超えます。
単語を覚えるということに関しては、ほぼ間違いなく負担増でしょう。
難化ではなく、あくまで「負担」が増加するという話です。
次に扱う単元・指導方法が改定されます。
まず、今までの指導要領では高校範囲となっている文法が中学校で扱われるため、
いままでの英語単元が前倒しになります。
そして、英語はより一層「4技能(書く・読む・聴く・話す)」を重視することとなり、「授業を原則英語で行う」とされています。
問題はここです。
これらが本当に実現できるかということです。
いままで行われてきた英語改革は、正直成功とはいえない結果になっています。
#「高校の英語の授業を原則英語で行う」も曖昧になりました
#体育の時間のダンスも…
ただ改革の方向性は大賛成です。
実現してほしいと本気で思っています。
ただ、いままでの英語改革を見てきた者として
「英語が難しくなるので早く勉強を始めないと大変なことになりますよ」
などのように、安易に保護者・生徒の不安を煽りたくないと考えています。
入試は総合力です。
英語だけが受験科目ではありません。
また、どの科目も基礎が重要なことも変わりません。
新中学3年生は、焦らず5科目の勉強を地道に進めた方がいいと思います。
ただ、改革が始まったことは事実です。
学校の教科書にQRコードが貼られ
読み取ることでネイティブの発音が聴けるなど、リスニングに力を入れていることが教科書からも見えますし、授業内で自分で書いた英作文を英語で発表する機会も増える「見込み」です。
このように、以前に比べて「話す・聴く」の割合は確実に多くなると思います。
しかし、「だから入試問題・学校の定期テストが難化します!」「いますぐ英語の勉強を始めましょう!」は少し違うかなと、そのように考えています。
#受験のためでなく、コミュニケーションの手段として英語の勉強を始めることは良いことだと思います。
#いまはオンラインで色々できるのが本当に羨ましい
入試について不安を感じている方も多くいると思います。
もし不安なことなどありましたら、西台&蓮根 アップグレードへお気軽にご相談ください。
電話:03−6454−5955