のじたく

明日の自分は今日よりも一歩前へ。でも出来れば楽して成長したい。

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最近の記事

ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティーを取り戻す 要約と所感

本の情報基本情報 本書の話題性 著者は数多くの著名なビジネス書を手掛けている山口 周 氏。山口さんはグロービス経営大学院でも教鞭をとられており、本書は卒業生向け特別クラスでテーマの一つとして取り上げられている。 本書の要点①私達の社会は成熟し、ビジネスはその使命を終えつつある 社会は物質的な繁栄にあふれ、物質的に足りないものは無くなって来ている。そのため物質的な不満を解消するためのビジネスはその使命を終えつつある ②市場原理社会から、精神的報酬が重視される高原の社会

    • 地頭力を鍛えたい

      細谷功さんの 地頭力を鍛える -問題解決に活かす「フェルミ推定」を読んでみた頭が良くなりたい!  こう思わない人は居ないだろう。居たとしたら本当にこれまで何もかも順風満帆にやってきた天才か、問題があることにすら気が付かなかったかのどちらかだ。  私もご多分に漏れず自分の頭の悪さには自信のある方だ。理解力も乏しく、人に説明するのも苦手だ。いかん。言ってて悲しくなって来た。とにもかくにも、そんな「頭悪いコンプレックス」を持つ私にとって、この本は飛びづきたくなるような本であったのは

      • AI時代のキャリア生存戦略を読んでみた

        倉嶌洋輔 さん著のAI時代のキャリア生存戦略を読んでみた。 ChatGPT出現前の書籍であるが、AIと共存する時代を生きていく我々キャリア戦略においては「確かに」と思わされることの多い良書である。 倉嶌さんはAIによる「テクノ失業の大波」に飲み込まれないために、3つの生存戦略を挙げている。 波から逃げる「退避」戦略。防波堤を築く「防御戦略」。そしてAIを使いこなす「波に乗る」戦略だ。   退避戦略は、AIが出来ない職業を選ぶということ。人が行うこと自体に価値がある仕事や

        • マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング を読んでみた

          ロジカルシンキングを学び直したい。でもあんまり時間無いな~。マンガだったら気軽にさっと読めるかな~と思いながら手に取った本。 個人的には「MECEで考える」とかフレームワークとかがガツガツ出てくるもんだと思っていたのだが、ちょっと違った。 フレームワークなどについても説明されているが、著者が伝えたかったのは 「ロジカルシンキングを難しく考えすぎるな」 「まずはA4横書きメモからはじめよう」 という2点。 A4横書きメモというのは、思いついたことをとにかくA4の紙に書きだす

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          「夫は成長教に入信している」を読んでみました

          紀野しずく 、 北見雨氷さんの、「夫は成長教教に入信している」を読んでみました。 怪しい宗教の話じゃないです。 公式の紹介文を借りれば、 「健康や余暇の時間を顧みず、仕事に、成長に、没頭する夫。彼は成長に異常にこだわる「成長教」に入信していた。」 そんなダンナさんを持った奥さんと、成長という牢獄にとらわれた男の話。 ・決断コストをさげるためにコンビニ飯は食事のバランスを徹底した鉄板メニューを買う。 ・生活の全ての生産性をあげようとする ・休みすら「マインドフルネス」と

          「夫は成長教に入信している」を読んでみました

          山口周さんの「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」を読んでみた。

          この本で山口周氏が最も言いたいのは、 「たくさんのビジネス書を読むよりも、『読むべき本』を徹底的に読み込め」 ということ。 他にも色々と読書テクニック的なこと(本への書き込み方や、積ん読本の積み方など)や、読んだ本を安心して忘れるための知識の集積方法なども書かれている。 しかし、筆者がとにかく一番言いたいのは「『読むべき本』を徹底的に読み込め」」という示唆である。 そうなると当然次の問いは「どの本を読めば良いか?」と言うことになるわけだが、その問いに対しては表紙のページの

          山口周さんの「外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」を読んでみた。

          飯田剛弘さん著の「童話でわかるプロジェクトマネジメント」を読んでみた

          飯田剛弘さん著の「童話でわかるプロジェクトマネジメント」を読んでみました。 童話にからめてPMBOKのエッセンスを上手く説明しているなと感じました。 たとえば桃太郎であれば 「むかしむかし、あるところに、定年退職した元プロジェクトマネージャーのおじいさんとおばあさんがおりました。ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんが川へルーチンワークの選択に行きました」 「おじいさん、おばあさん、僕は鬼退治プロジェクトを立ち上げます」 「やるべきことは、このWBSを見てもらうと一

          飯田剛弘さん著の「童話でわかるプロジェクトマネジメント」を読んでみた

          山口周さんの「外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント」を読んでみた

          ■作者が一番言いたいこと スキルは 1.その会社で評価されるスキル 2.その業界で評価されるスキル 3.どの業界でも評価されるスキル に大別される。 本当に自分を助けてくれるのは 「3.どの業界でも評価されるスキル」だ。 プロジェクトマネジメントのスキルはもっとも業界横断的に活用が可能で、 「持つもの」と「持たざる者」の間に大きな差を生むスキルである。 ■勉強になった要点要点 プロジェクトマネジメントが業界横断的に有用なポジティブスキルということは疑いようの無いと

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