ブランディングの誤解 P＆Gでの失敗でたどり着いた本質
「ブランディング」と聞くと、多くの人が売上向上や業績回復を期待する一方で、実際の効果測定や成果との結びつきに課題を感じることが少なくありません。本書は、こうした「ブランディングの誤解」を解消し、マーケティング活動に直結する具体的な戦略と指標を提示します。
西口一希氏の略歴
Strategy Partners 代表取締役 https://strategy-ps.com/
M-Force 共同創業者 https://mforce.jp/
GrowthX 社外取締役 https://grtx.jp/
1990 - 2006年 P＆G マーケティング本部、ブランドマネージャー、マーケティングディレクターを歴任
2006 - 2014 年 ロート製薬、執行役員マーケティング本部長(CMO)としてスキンケア商品の肌ラボを日本一の化粧水に育成、スキンケア、医薬品、目薬など60以上のブランドを担当
2015 - 2018年 ロクシタンジャポン代表取締役。2016年にグループ過去最高利益達成に貢献、アジア人初のグローバル エグゼクティブ コミッティ メンバーに選出、ロクシタン社外取締役 戦略顧問
2017 - 2020年 SmartNewsへ日本および米国のマーケティング担当 執行役員として参画、累計ダウンロード数5,000万、月間使用者数2,000万人を達成、2019年8月に、企業評価金額が10億ドル（約1,000億）を超える国内3社目のユニコーン企業まで急成長、マーケティング戦略顧問
本書では、「ブランディング」に関する根深い誤解を明らかにしつつ、実務に活用できる具体的なアプローチを提案。例えば、米アップルの伝説的広告が業績面では効果を発揮しなかった事例や、高級食パン店の失敗を分析し、正しい目的設定と新指標の重要性を解説します。また、「差別化」の本質や、BtoB分野にも応用可能な戦略を示し、中小企業が目指すべきニッチブランドの成功法を実例を交えながら紹介。マーケターや企業経営者が直面する課題に寄り添いながら、ブランディングの真髄を解き明かします。
本書は、ブランディングの誤解を正し、企業規模を問わず実務に直結する方法論を提供します。「測定できない」とされてきたブランディングの成果を明確にし、誰もが実践可能な「成功するブランディング」を提案する本書は、すべてのマーケターにとって必読の一冊です。
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