【自由律俳句】日暮らし硯に向かいて (5日目)
以前に投稿した句の中に「とにかく小銭が増える財布」という句がありまして、実はこれには続きがあったのですがあまりにも長いのでその時はこの句のみを投稿しました。今回はその続きを公開しようと思います。可笑しみにだいぶ偏ってますがよろしければどうぞ。
日暮らし硯に向かいて
自由律俳句:15句
とにかく小銭が増える財布
要るときゃなくって慌てる小銭
小銭に困って子供に借りる
リッチな子供が貸し渋る
両替に見つけた商店古びてる
万札でガムを買う時緊張感
全力で怪しい者ではない顔つくる
小銭を探す振りをする
作り笑いで万札を出すごめんなさい
笑ってないすべてを見透かす店主の目
小銭なら投げるほど持ってる銭形平次
急に銭形出てきて草
投げた小銭どうした平次
子供が真似した銭形平次
コンプラ的に無理かも平次は
最近のレジはお金を機械に入れるだけなので無駄に緊張することもなくなってその点ではよかった気がする。まあ、古びた商店にはないけれど。
最後まで読んで頂きありがとうございます。木枯らしが吹いてまた一段と寒くなってまいりましたので風邪など召しませぬようご自愛くださいませ。