【自由律俳句】9月の花を添えて15句
花が咲くは命を繋ぐため
花は萎れて散ったとしても
人は心を動かされ
心は癒され
心に焼き付ける
季節は巡る
来年もここで逢おう
9月、散歩道の途中でいろんな花に出会いました。
川土手、畦道、畑の隅っこ、名も知らない小さな草花も命を繋いでいます。
俳句のテーマは決めてませんが花の写真と共にお楽しみください。
ひつじを数えてなお目が冴えて
月にウサギはいないとNASAが
寝ぼけた君にキスをするように
一緒だよ、一緒だね、ずっと一緒がいいね
今日の始まりの境界線は走り去った
結んで開いて手を振ったらお仕舞いで
愛の手を差しのべる見返りもなく
幸せの瞬間は今ここにあるのに
手を伸ばして掴んでみて宇宙を
人知れずプリンセスブルーの舞踏会
あなたの為に咲いてるんじゃないの
もろびと左を向いて我右を向く
タイムカプセルに閉じ込めた記憶は香りが届ける
蒔いた種は豆がなるかお金がなるか
路地の夕日はお母さんの匂いかな
今年もまた逢えたね
一緒に遊んだのは昨日のことのよう
日が暮れるまで遊んだよね
暮れなずむ景色の中で
手を繋いで帰ってたのに
いつの間にかひとりぼっち
母さんが呼んでるんだね
来年もまたここで逢おうよ