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雪舟伝説展 京都国立博物館 散歩

SNS界隈が、相変わらず荒れてますね。noteもその一つのプラットフォームであるので荒れないことを期待しています。
イーロンマスクがXの新規ユーザーに課金するとか言ってますが、問題の解決にはつながらないでしょう。荒れた油まみれの土地に、自分で火を注いでおきながら、鎮火しようとしていることが滑稽です。
こんにちは。

京博

写真等ないので、さらっと書いておきます。日本の中世~近世絵画がお好きな人なら、ぜひ行くべきかと思います。

雪舟(1420~1506年)
室町時代中後期、戦国期の前半に生きた画家です。

《秋冬山水図》(国宝)がいきなり展示されています。教科書にも・・・とありましたが、私はピンときません。教科書を真面目に読むタイプではなかったので・・・。個人的に雪舟というと《天橋立図》《四季花鳥図屏風》になります。《四季花鳥図屏風》でいえば、枝を滑り落ちるような雪が描かれている左隻が好きです。

雪舟の作品は多く残っていませんが、芸術的にも学術的にも非常に大きな存在として今に残されています。なぜそう言えるのか、と言うことが、雪舟の作品の展示後に、それを証明するように展示が展開されています。
雪舟は、それ以前に流行った、牧谿、玉澗、夏珪などの南宋時代の画家の影響を受けて、自己の制作の境地にたどり着いていますが、雪舟以降もそれは続きます。雪舟をお手本として。

室町時代が終わり、安土桃山時代、江戸時代と展開していくなかで、画業も展開していきます。そうした中で、雪舟の影響は明治初期まであったことを見て取ることが、この展覧会で確認ができます。
雲谷派、狩野派、長谷川派、琳派・・・あらゆる有名画派、天才画家は踏襲しています。
雲谷等益、長谷川等伯、狩野探幽(狩野派は多いので探幽に絞ります)、尾形光琳、酒井抱一、曾我蕭白、谷文晁、円山応挙、山口雪渓、伊藤若冲、葛飾北斎などなど、今からみても超有名どころが、雪舟を真似たり、アレンジしたり踏襲しているわけです。画家に人気があったと簡単には片付けることはできず、これだけの長い間、連綿と踏襲されてきたことは、庶民の人気もとても広かったことを示しています。司馬江漢は、《駿河湾富士遠望図》で油絵の具をもって雪舟に向き合おうと作品を残しています(蔵館の静岡県立美術館を確認したら、ジャンルとして日本画となっていました。ただ、「絹本油彩」とあり絹の上には油絵の具をのせて描かれています)。

雪舟の残した絵がいかに後世に影響を残したかが、わかる展示内容でした。
雪舟以降、天才と称された画家がこぞって踏襲、またはそれを乗り越えようとして一つの壁と成した画家が雪舟であり、まさにレジェンドでありカリスマです。
会期は5月26日まで。
私は本日開館と同時に入場し3時間程度かけてゆっくりみれました。個人のペース、GWもあり、また何か宣伝等あって混み合うこともあるかもしれませんが、今日の所は、こんな感じ。

簡単にと言いながら、文字だけでよくもまぁ・・・。話が難しい人は辟易するのだろうな(困 申し訳ない。


蓮華王院(三十三間堂)脇道

脇道沿いにある、養源院。俵屋宗達の杉戸絵、襖絵をみれます。伏見城の血に染まった廊下が天井材となり、血天井として遺されています。

もう少し歩くと、方広寺の南限の位置がここまで及んでいることがわかります。京博の北側周りを少し歩いてみてね。大きな石垣がずっと続いていたり遺構が遺っています。当時の伽藍の広さがわかるかと思います。

京都と言えば、にしんそば。
好き嫌いが非常にわかれそう。年配の方は好きな方が多いイメージ、若年層は嫌いというか、好んで食べないイメージ。私は後者。冒険と栄養素的に選んだ・・・。
にしんそばの、にしんは基本的に甘露煮状態が多いとは思うけど、ここのは焼いてあるだけだった。あまったるくないので、食べやすくはあるけど、にしん特有の臭いが苦手なひとはつらいかも。特に血合い部分からの臭みは否めない。蕎麦が、ガチだったら非常に残念に思ったかも知れない。
現在をもってしては、あまり珍しくもなく、貴重でもない「にしんそば」。昔の流通の発展していない時代には、京都で魚は重宝された。鯖街道という多種のルートが遺るくらいに。そうした中で蝦夷(北海道)でとれたニシンを甘露煮にし、京都までとどけるというたくましい努力。貴重な蛋白源だったろう。蕎麦汁は各地それぞれの趣向があるが、その上に甘露煮を載せることは邪推かもしれないが、なかなか受け入れがたいと今も思う。

以上

これ以降もあるけど、止めておく。書くことができない部分がある(やましいことはない)。
某所で、取材ですかと、声を掛けられ焦る場面も・・・(◯◯です・・・

すいません。烏丸通は書いてある通りではなく左側に一つ赤線が伸びている所です(書いてある所は河原町です)。京都駅から北上している線です。

京都を観光しようと思っている人はご一読。
京都に行くのであれば、行く場所をギュッとしぼってください。
今回、京博を中心として主だった観光地を今回の記事に合わせてピックアップしました(興味の範囲ではまた違うピックアップができます)。
赤=通り(道) 青=見どころ 緑=地図にない見どころ 紫=有名画家
これだけを見にいくだけでも2日はかかります。小さな範囲に大きなものがゴロゴロあるのが京都です。欲張らず、ギュッとして観光するのがオススメです。時間に余裕があるのであれば、どこも京都駅から徒歩圏内です。

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