2021年立冬
2021年11月7日の今日は
『立冬』となります。
冬季の六つの節気の1番目となり
暦上では今日から正式に冬に入ります。
中国の古代では
立冬の日の気候を見て
一冬の寒暖さを判断する占いがありました。
立冬の日は、晴れであれば
この冬は『寒冬』の可能性が濃厚で
寒さが厳しいことが予想されます。
立冬の日は、寒くて雨が降っていたら
逆にこの冬は『暖冬』の可能性が高く
暖かい冬に期待できます。
今日の札幌は寒くて雨が降っているから
2021年の冬は暖冬になると嬉しいです😊
立冬と餃子
大昔から中国の北方地域を中心に
立冬に餃子を食べる習慣があります。
餃子は、1800年も前に後漢の偉大な医者
張仲景氏の愛から生まれたと言われています。
張仲景はだれ?と思う方もいますが
『葛根湯』や『当帰芍薬散』など
身近な漢方薬を飲んだことはありますよね。
日本で売られている漢方薬の90%以上は
張仲景氏がの著書《傷寒論》に収録された処方。
その中に『当帰生姜羊肉湯』という
薬膳スープが記載しています。
餃子の由来はこの薬膳スープからと言われています。
張仲景が生きた時代は後漢の末期でした。
長年に続いた戦争で民衆の生活がかなり悲惨で
食べ物も着る物も満足に無い状態でした。
彼は官僚になって国を救いたかったですが
政府の無能と腐敗に夢が破れ
今度は、医術で民衆を救う道を選びました。
官僚を辞めた張仲景は
故郷に戻る途中に通りかかった村で
飢えと寒さで耳が凍傷になってしまった
村人の姿を目にしたのです。
彼は大きな鍋に
羊肉、生姜、桂枝、花椒など
体をら温める発汗効果のある生薬と
補血効果のある当帰と一緒に煮込みました。
小麦粉で作られた生地に具を入れ
耳の形に似せて包み
スープに再び入れて再度に煮ると
餃子が誕生したのです。
その日はちょうど『立冬』だそうです。
その後、民衆は彼を記念するために
立冬から大晦日まで餃子を食べるようになり
その習慣は今日まで伝わってきています💖
餃子は、偉大な医者の大きな慈愛から
生まれた『愛の薬膳』です❣️
今日は餃子を作って食べましょうね。
耳は二つあるから
餃子は偶数で食べることをお勧めします🥟🥟