詩ことばの森(223)「隣家の花」
隣家の花
隣家の生垣が伸びている
今年の猛暑で木々もやけ気味か
苦しげに四方八方に手足を広げ
なんだか気の毒だ
ハイビスカスが悲しんで
うなだれながら生垣をみつめていた
かつてこの家のおばあさんが
好きだった夏の花も
今年はなんだか元気がなさそうだ
(森雪拾)
隣家の花
隣家の生垣が伸びている
今年の猛暑で木々もやけ気味か
苦しげに四方八方に手足を広げ
なんだか気の毒だ
ハイビスカスが悲しんで
うなだれながら生垣をみつめていた
かつてこの家のおばあさんが
好きだった夏の花も
今年はなんだか元気がなさそうだ
(森雪拾)