なつの栞⑯ かき氷の日
梅雨も明け、夏本番です。夏と言えば恒例のかき氷。
7月25日は「かき氷の日」です。「氷」の文字を見ると、わくわくしてきます。
「かき氷の日」となった由来は、俳句などで氷は「夏氷」と呼ばれ、夏の季語になっています。
そこで、「な(7)つ(2)ご(5)おり」と語呂合わせで、7月25日になったのだそうです。
白地にブルーで描かれた波模様と赤字で「氷」と書いてあるのは「氷旗」と呼ばれ、昔は、衛生環境が整っていなかったので、営業許可を「氷旗」を掲げることで、安心を示したのだそうです。
普段は、果物が沢山のっているコンビニの「しろくまアイス」を楽しんでいますが。
(そうです、しろくまアイスと言えば、発祥は、鹿児島県の「天文館むじゃき」だそうで、氷菓子を真上から見ると白熊に見えたことから「しろくまアイス」という名前が付いたと言われています。)
今日は「かき氷の日」と言うことで、かき氷を食べる旅に出かけました。
出会った「かき氷」は見た目は、かき氷には見えない、まるでケーキのような「かき氷」です。
透明な容器にイチゴのかき氷、その上にマスカルポーネが、品よくのっています。カットしたイチゴとカルピスのソースをかけて食べるものでした。
マスカルポーネの上に盛り付けたイチゴがとても綺麗で、イチゴ氷とカルピスソースもマッチして、とても美味しく、アイスクリーム頭痛(冷たいもので頭がキーンとする現象)もなく、頂きました。
かき氷は、湧き水を溜めて、時間をかけて冷凍させて作られる天然氷を、産地から切り出し、氷を機械に設置し、機会をまわすと氷が、カップに落ちてきたものに、昔のシロップは、赤いイチゴ、緑のメロン、黄色のレモン、白のミルクと単純なものでした。
子供が小さいときに、クマの形をした かき氷機があり、冷凍庫で作った氷を削り、シロップをかけて食べていましたが、氷が透明にならず。
水にミネラルや空気といった不純物が混入していると綺麗な氷にならないので、一度水を沸騰させてから、凍らせることで不純物が取り除かれ透明な氷になるという事を学びました。
また、冷たいものを食べると頭がキーンとしたり、歯にしみたりしたするので、恐る恐る食べていました。
冷たいもので頭がキーンとする現象を「アイスクリーム頭痛」と言い、
「冷たい」の刺激を、脳が「痛い」と感じることが原因の一つだそうです。
人工氷のかき氷は、削りが粗く、温度も-10℃くらいの冷たい刺激を受けやすいのだそうです。
天然氷のかき氷は、固くて溶けずらいので、人工氷より「削る温度が高く、細かく削れ、空気が入りふわふわ」になるので、溶けるスピードも早い為、冷たさの刺激を受け取る時間が短くなり、頭がキーンとしにくいかき氷になるそうです。
御室文美子