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詩ことばの森(128)「春の嵐」

春の嵐

春の嵐がかけぬけていく
けやきの大木をふるわせて

かつては木の下に
産土の神がまつられていたという
天に通ずる御柱なのか

空が音を立てるたびに
太陽さえも揺らいでみえる

(森雪拾)

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