詩ことばの森(67)「窓辺の薔薇」
窓辺の薔薇
夕暮れ時
薔薇は首を やや傾けながら
静かな窓辺に 人恋しくたたずむようだ
わたしたちが出会い かわした言葉の一つひとつを
街の喧騒や 過ぎ去ろうとする一日のできごとのうちに
思い浮かべている仕草で 風に揺れている
あなたのくれた
ちいさな箱入りの ローズティの香りで
満たされた部屋を 夕日が赤く染めていく
窓辺の薔薇
夕暮れ時
薔薇は首を やや傾けながら
静かな窓辺に 人恋しくたたずむようだ
わたしたちが出会い かわした言葉の一つひとつを
街の喧騒や 過ぎ去ろうとする一日のできごとのうちに
思い浮かべている仕草で 風に揺れている
あなたのくれた
ちいさな箱入りの ローズティの香りで
満たされた部屋を 夕日が赤く染めていく