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【Impression】同僚の困った行動への対応①

ここでは同僚が繰り広げる、ありがた迷惑や困った言動に対し、どのように対処していくべきなのかを私見ですが述べさせていただきたいと思います。

不定期ですが、お付き合いくださいませ笑

① 手作りお菓子を押し付けてくる同僚

たまに職場にいませんか?お菓子作りが趣味な人(笑)
それ自体は全然悪いことではなくて、趣味の一つとしてクッキーやケーキなどを作って「こんなの作った〜」と紹介しているくらいであれば話題の一つとして休憩中などに話しが弾むこともあります。

しかし、それを職場に持ってくると、状況が一変します。

初めは、「〇〇さん、ケーキ焼けるのすご〜い!」「どうやって作るの〜?」「美味しい〜」「ありがとう〜」などと良い反応が見られます。
(本心は別として)

職員の中には、他人が作る(プロでもお店でもないという意味です)料理が苦手な人もいます。(ちなみに私は大の苦手です)
そのような人にとってはストレス以外何物でもないですね。

ここからは実例です。


ある職場では、お菓子作りが趣味のAさんがケーキやお菓子を作っては職員に配ることが日常化しています。
本人としては自分の趣味でもあり、初めて作って持ってきた時の反応が、上記のような“良い反応”であったので味を占めている状態です。

このAさんの悪い例は以下の内容です。

  • 作ってくる頻度が週に数回と多すぎる

  • 他部署にも業務中に配り歩いている

  • 自部署でも人を選んで配っている(全員じゃないんかい!)

  • 余ってしまうと同僚に「腐る前に食べてくれる?」と残飯処理のように押し付ける(LINEで言われるウザさ)

  • 自宅で猫を飼っており、たまに猫の毛が混入されている(アレルギー持ちの人もいるし、何より不衛生すぎる‼️)

容易にご想像いただけるかと思いますが、「うわぁ〜」ってなりますよね笑


この方は普段から口数が多く、喋り出すと相手の都合関係なく話し続ける方で、自分の勤務が終わって、相手の勤務が続いている中でもお構いなしにおしゃべりし続ける人です。
いわゆる「声が大きい人」で勤務歴も長く、一般職であるが「いやだ」「やりたくない」「おかしい」などを、上司がいようがいまいが関係なく部署内で声高に自由に発言される方です。(要するに、勘違いで面倒な人ですね)

気に食わないことがあると騒ぐ人間で、この人に何か言おうものなら部署を飛び越えて話しが回ってしまうので、顔色を伺いながら話をしてしまう方も多いようです。

同僚がうんざりしていることも露知らず、毎週毎週お菓子を作っては配っています。誰かが「こんなの作ったんですか〜?」とでも話題を振ろうものなら水を得た魚の如く、楽しそうにマシンガントークとなり助長してしまう始末…笑

言いたいことを言って文句をぶつけてくるのに、例のお菓子を、喧嘩した相手のロッカーに置いて仲直りのつもりか何か知りませんが…
とにかく迷惑極まりないんですね!

なんとか止めさせることはできないか?


この状況を打開しようと、ある職員が上司(師長)に訴えかけます。
「Aさんがお菓子を作って配っていることに迷惑をしているのですが、止めてもらうように伝えてもらえませんか?」

師長 「それは個人間の問題だから、本人に直接言って!」

職員 「はぁ??」


いやいや驚きました。
直接言ったら部署内で不穏な空気になると考えたので上司に相談しています。
そんなことを考えたのかどうかはわかりませんが即答でこれかと笑
残念ですね〜。残念極まりないですよ。

同様に嫌な思いをしている職員全員が、Aさんに「もうお菓子は入りません。迷惑しています」と“直接”言うことを推奨されたわけです。
どのような思考回路でこの指示なのか理解に苦しみます。
(把握しているだけでも7〜8人からAさんに伝えることになります。これはもう逆に「集団でのいじめ」ですよ笑)


〜上司が取るべき対応〜

このケースでは色々な対処法があると思いますが、正解の一つとしてご紹介させていただきたいと思います。

既に複数人の部下からこのような声が聞こえてきている状況であれば、当然この「作ったお菓子を配る」という行為で後々トラブルが起きる可能性があると察することができます。
以下の行動を手順としていきます。

  1. 訴えてきた部下からヒアリングし、具体的に何が嫌なことであるのかの情報を収集しておく

  2. お菓子配りを放置することで起こりうるトラブルを想定するとともに、業務に対する不利益を調査する(業務時間中に他部署に配り歩くなど)

  3. Aさんと面談し、まずは業務上の指導を行い(2について)、それに加える形で他の職員が上司に訴えかけている“事実(1について)”を伝える

  4. 自分の趣味としては素晴らしい趣味であるが、それを職場に持ち込むことは遠慮するよう話をする

  5. 職場は仕事をする場であり、趣味を共有したりすることはプライベートで行って欲しいと伝える

基本スタイルとして、事実を確認し、その事実を伝える。そして上司として「このようにして欲しい」と明確に指導することが大切です。
部下に直接言わせるという行為は、まず間違いなく当事者同士で揉めます。
それを調整することの方が管理職としては非常に大きな手間になります。

ここで絶対使用してはいけない言い回しとしては以下の通りです。

  • 止めて欲しいと“みんな”が言っていますよ(不特定多数のような不確実な表現)

  • 強めの口調で迷惑をしているからやめて!(一方的に伝える)

  • 余計なことをして私の仕事を増やさないで!(ただの自分の感情をぶつける)⇨【これ言う人、本当にいますからね】

注意指導する場合は、上司として言葉を選ばなくてはなりません
ただ注意すれば良いというわけではなく、いかに当事者やその同僚の関係を悪くしないように穏便に済ませられるかを気にする必要があります。

客観的な事柄で伝えることも良いでしょう。

  • 休憩室でみんながお菓子を食べると食べカスが散らかるので止めてほしい

  • 冷蔵庫に数日置きっ放しになっていたりするので不衛生である


そして最後に大切なことは、きっちり止めさせることです。

これを中途半端に、「では月1回程度にします」とか、「毎週は止めますのでいいですよね」とか、「休憩中にみんなに配るからいいですよね」という話に負けてしまうと根本的な解決に至りません。

指導する以上、部署のこと、その他の職員のことをきちんと守れる結果を導き出さなくてはなりません。
中途半端な対応は、部下からの信頼をなくすことに確実に繋がります。


以上、今回は「手作りお菓子を押し付けてくる同僚」に対する対処法でした!
他にも対応の仕方はありますが、『本人に直接言いなさい』はさすがにひどい対応だなと思い、一つの解決方法として書かせていただきました。
皆様の日々の苦悩の一助となれば嬉しいです。



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