うんちレベルがわかる10の問い
食べることを学ぶのは食育、からだを動かすことを学ぶのは体育、というように、私たちは生きていくために必要な身体のことを小学校ぐらいから学びます。
これらは小学校の学習指導要領に出てくる重要な内容です。あと、休むことの大切さも記載されています。もうお気づきですよね、そうです、「出すこと(排泄)」に関しては、一切書かれていないんです。
つまり、ほとんどの人は「出すこと」を学ばずに大人になるんです。
小児神経科医の神山潤先生は「ヒトは寝て食べて出して初めて脳も身体もそして心も活動が充実する昼行性の動物」と言います。
当たり前ではありますが、出さなきゃ生きていけません。それにもかかわらず、私たちは「出すこと」を軽んじがちです。
そこで、まずは皆さんのうんちレベルを高めてもらうことを目的に、うんちweekクイズ(10問)をつくってみました。
たとえば、以下のような問題です。
どうですか、わかります?
うんちweekサイトからチャレンジできますので、ぜひやってみてください。そして、友人やお子さんなどに、うんちの知識を伝えてください。きっと役に立つと思います。
ちなみに、うんちweekというのは、11月10日(いいトイレの日)~11月19日(世界トイレの日)の10日間のことで、自分のうんちの状態を知ることで、身体の調子のことを考えてもらうきっかけとして設定しました。
最後に、世界トイレの日のことも少しだけ紹介します。
ユニセフの資料によると、2017年時点で、世界では42億人もの人が、安全に管理されたトイレを使用できません。そして、このうち6億7,300万人は、道端や草むらなどの屋外で用を足すことを強いられています。トイレが無いんです。
ここでいう安全に管理されたトイレと言うのは「排泄物が他と接触しないように分けられている、あるいは、別の場所に運ばれて安全で衛生的に処理される設備を備えており、他の世帯と共有していない、改善されたトイレ」のことです。少し分かりにくいですが、今の日本では当たり前のトイレです。
でも、この当たり前のトイレが無いと、街中が不衛生になり感染症がひろがります。夜に屋外で排泄することもあるので、犯罪も起きやすくなります。安心して暮らせるわけがありません。
このような状況を改善したい、多くの人にトイレの大切さに目を向けてもらいたい、そんな思いを込めて国連は11月19日を「世界トイレの日」にしました。
一人ひとりにとっても、地域にとっても、国にとっても、トイレ(排泄)は大事です。ぜひ、自分の「出すこと」をケアしてもらえるとうれしいです。
そういえば、ポールマッカートニーに作曲の秘訣を聞いたら「それは、トイレに籠ればいい。ひとりっきりになれるからね」と答えたそうですよ!
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