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我慢すると膀胱炎になるよ!の落とし穴

私たちが1分間に文字を読む速さは平均して400~600文字だそうです。
そこで、気軽にうんちやトイレのことを知ってもらいたいと思い、1分間で読める分量にして、うんちやトイレの大切さをお届けします。よろしくお願いいたします。

今回は「我慢すると膀胱炎になるよ!の落とし穴」についてです。

またまた泌尿器科医の松下千枝さんに教えてもらったことです。
今回は、みなさんも聞いたことのある「膀胱炎」です。

膀胱炎はオシッコを我慢するとなる、と思っていませんか?
私はそんなイメージを持っていました。

ですが、松下千枝さん曰く「膀胱炎は我慢するからなるんじゃない!」です。

膀胱に細菌が入り、そこで細菌が増えることによって膀胱炎は発症します。
とくに女性は、尿道が短いので膀胱に細菌が入りやすいと言われています。
健康的な膀胱であれば、多少の菌が入ってきたとしても排尿と同時に、しっかりと出してくれます。定期的にしっかり溜めてすっきり出し切っていれば、膀胱内で細菌が増殖することを防ぐことができます。

ですが、たとえば水分摂取が控え気味になると、膀胱に尿が溜るまでに時間がかかります。このような状態で膀胱に細菌が入ってくると増殖できてしまうのです。細菌が一定量まで増殖することで炎症が引き起こされると膀胱炎になります。

つまり、我慢することで膀胱炎になるというよりは、トイレに行く回数が少なくて膀胱の尿が澱んでしまうことで膀胱炎になるのです。
だからといって、頻繁にトイレに行けばいいというわけではありません。頻繁にトイレに行くということは、しっかり溜っていない状態で排尿することになるので、膀胱の尿を出し切れなかったり、膀胱炎になりやすくなることもあります。もちろん、膀胱にぱんぱんに尿をためたり、もれそうになっているのに我慢するのはよくありません。

そうならないようにするには、水分をこまめに摂って、膀胱にしっかり溜めて、すっきり出すという習慣を身につけることが必要です。これが、松下千枝さんのいう膀胱のベストパフォーマンスです。

水分が足りていないと、オシッコの色は濃くなりますので、そのときは要注意です。濁っているときは膀胱炎の可能性もありますので、オシッコの色と濁りのチェックも忘れずに!

参考「膀胱のベストパフォーマンスとは?」(以前の記事)


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