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2024年6月12日 浅くゆるいつながり

今日は日中、ひどく暑く、かなり汗をかきました。
いよいよ、半袖で導入で問題ないでしょう。
帰宅して、衣替え、夏服を取り出しやすい位置に、置くことにしたのですが、これがなかなか大変でした。
部屋には日中の暑さがこもり始めており、服を取り出してたたむ、整理する、ハンガーにかけるだけで、汗だくになりました。
いらない服を思いきって捨てるか悩み、一旦、紙袋へしまいます。
次こそは処分する、という遠回しな意思表明です。
「頼んだぞ、未来の自分、次こそ、捨ててくれ」というつもりで、
紙袋へいれたのです。
決断の先送りです。
しかし、今日はこれ以上、がんばれそうにありません。
こういう時、潔く撤退するのも大事だと思って、ここまででやめておきました。
加えて、夏用のシャツを洗濯機に放り込んでおきます。
これであとは、洗い上がったシャツをどんどん来ていけばいいのです。
仕事上がりにしてはよくやりました。
作り置きおかずにカボチャサラダも作ったし、
クイックルワイパーもかけたし、
十分、頑張りました。
今日は、ここで閉店,眠りたいところですが、もうひとふんばりと思ってnote記事を書いています。

衣替えをしながら、頭の中では、ずっとあることを考えていました。
それは、「浅くゆるいつながり」を大切にしていきたいということです。
どうして、衣替えをしながら、そんなことが浮かんできたのかはわかりません。
せっせと手を動かしながら、頭はずっとこのことを考えていました。

少女漫画やアニメを見て育ったせいか、
子供の頃は運命的な繋がりとか宿命的な関係、
いわゆるソウルメイトのようなものに憧れてました。
例えば、前世から繋がっていたような気がするとか、
そんなスピリチュアルなものでなくても、
全てにおいて気が合うとか、双子のようだとか、
ピッタリと自分にあう相手というものに強い憧れがあったのです。

「このひとだ」というようなひと、
そういう人がいれば、人生が素晴らしくなるような気がしていたのだと思います。
恋愛だけでなく、友情でも家族でも、師弟関係でもそういうものを
どこかで願っていたことは否めません。
そういう人が現れることをぼんやり期待する気持ちがあったのです。

ここ数年で、そういう思いはずいぶん薄れました。
人と人との縁が続くのは、お互いの不断の努力によるものだと思うようになったからです。
そして、そんな宿命的、運命的、もしくは前世的な関係は、
かえって息苦しく、恐ろしいものではないだろうかと思うようになりました。
絶対に取り組まなくてはならない宿題や課題をやるための相手と考えてみると、
その恐ろしさに気づくと思います。
硬く深く結びつくというのは、決して楽なだけでも、
うっとりするほど素晴らしいわけでもないということがわかってきたのです。

ですから、最近は、「浅くゆるいつながり」に注目しています。
ネット上でも現実でも、頻繁に出会うけれども
深入りはしない人々と
応援したりされたり、
気にかけたり、かけられたりという関係の良さに気づいたのです。
住んでいる場所や国、
している仕事や家族構成、
興味のある分野、性別や年齢、どれもばらばらでかまいません。
大切なのは、何となく関わると元気になること、
発言や発信がしっくりくることです。
完全に全てのことについての意見が同意見でなくても
尊敬したり、共感できたりする部分があるひとは
こっそり応援したり、
影響を受けたりしています。
「困っている様子だ。声をかけてみよう」とか
「おお、頑張っておられる!自分も頑張ろう!」となったり、
「元気がないご様子だ。何か力に慣れることはないだろうか」と思ったりしています。

家族や親友や恋人、そういう硬く強い絆だけで
この世界はできているわけではありません。
浅くてゆるいつながりは実はたくさんあり、
セーフティネットのように、この世界を覆っているのではないかと
思うのです。
それ一本では命綱にはなりえない関係だけれども、
複数合わさると、落下した時の下支えになり、
ショックや怪我を和らげてくれるのではないでしょうか。
浅くてゆるい繋がりは派手ではありません。
そして、人に自慢するようなものでもありません。
いわゆる「映える」ものでもないし、
「コスパ」や「タイパ」がよいものでもないのです。
「登山する時には挨拶をしておいた方が良い。
安全な人かどうかわかるかもしれないし、
遭難した際に、見つけてもらいやすくなる」というのに
近いような気がします。
衣替えをしながらどうして、そんなことを考えたのでしょう。
衣替えも、そういう何か、だからかもしれません。
しなくてもいいけれど、しておくと後々、楽になりますし、
何となく気分がすっきりしますから。
浅くゆるく繋がっている皆さんのこと、
実は結構、応援しているし
励まされているのだなと再認識しました。



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