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平本あきおさんカウンセリングサロン感想文-10 Nさんの場合

この記事は平本あきおさんのカウンセリングサロンに観客として参加した感想記事です。

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Nさんのお悩み

現在、薬剤師の仕事から製薬会社の情報提供職へ転身しました。
しかし、新しい業務への適応に苦戦しており、自身喪失し、「頑張りが足りない」と感じてしまいます。成果が出せない自分を責めてしまい、周囲の期待や環境に合わせようとするが、心が追いつきません。

せっかくの転職も辛いことばっかりでは嫌になってしまいますよね。

Nさん:スキルアップのための転職だったのですが、先生と話すのが辛いんです。そして、そんな自分を責めてしまうんです。
平本さん:どんな風に責めてしまうの?
Nさん:先生のニーズをちゃんと聞けて喋れさえすればいいのに、どうしてできないんだろう・・・とか、昔薬剤師として勤務してた時、患者さんと話してた時の方が楽しかったなとか考えてしまうんです。

さあ、椅子の登場です!

そこで、平本さんは、椅子を用意して、Nさん役の人と、先生役の人をサポーターにお願いします。
そうして、客観的にNさんと先生のやりとりを見せて、こう質問します。
平本さん:「先生はNさんに対してどう思ってると思う?」
Nさん:「もうちょっと自分の専門にあることを、興味あることを聞いてほしい」と思ってると思います。
平本さん:それはできそう?興味持てそう?
Nさん:「今の仕事は先生の興味に合わせなければならないので、正直興味がないです。」

思わず、本音が飛び出すNさん!
薬局で働いていた時、とても心理的に充実していたようですね。

Nさん:お薬を取りに来たおばあちゃんと話しながら、薬を提供していた時が楽しかった。今の仕事は、興味持てない先生の話を聞かなきゃならないから苦しいです。

それを聞いた平本さんは幼少期に似たような感情を感じたことがないのか、Nさんに聞いてみます。

そうすると学生時代部活での思い出が出てきました。

過去の感情を遡ってみる

Nさん:吹奏楽部で同じポジションで行ってた人が居ます。
音痴だったので歌えないし、私より上手い子がいるので、遠慮して相手のことを推薦していた」私が歌うより向こうに入れて貰ってよかった、と思った。私はサポートでよいと思いました。

平本さん:自分が迷惑、と思った一番古い記憶はある?
Nさん:パッとは出てきません

平本さん:どうやら今の時点では過去のトラウマはなさそうだね。

そういうと、平本さんはもう一度未来を考えてみることを提案します。

理想の未来をもう一度考える

一つ目、

「このまま頑張り続ける人生」

合わない先生の話を聞き続けて、興味を持つ努力もしてスキルアップ。理想の給与や、自分のポジションを手にいれる人生。

二つ目、

「刺激はないかもしれない、だけどゆるりとして生きていく人生」

昔みたいに、自分がしゃべりやすかったおばあちゃんみたいなお客さんとたくさん顔馴染みになって、薬剤師として患者さんにちょっとアドバイスなどをしながらゆるゆる生きていく人生。

どちらの人生も正解。人生は自分で好きに選べるのです。 *絵はchatGPTさん


平本さん:Nさんは、今すぐ今の仕事を辞めて転職をしてもいいし、今の仕事を精一杯頑張ってみるのもいいと思います。どちらの人生も選べます。

Nさん:本音でいうと、バリバリ働く人生もいいなぁ・・と思う気持ちがあるんですが・・・・薬剤師として薬局で働く仕事が楽しかったです。でも、辞めるのは躊躇います。

平本さん:たとえば、2ヶ月という期限を決めてバリバリ働いてみて辞めるのもいいと思います。

Nさん:なるほど、期限を切る、ですね。

平本さん:はい、2ヶ月の間はとにかく今の仕事をバリバリと頑張ってみる。期限内だったらできそうじゃないですか?期限はNさんが決めてくださいね。

Nさん:はい、やってみようと思います。


感想

動いてみて、「違うな」と思うことは誰にでもあることだと思います。
でもそこでUターンすることを自分に許してあげないとずっと「違うな」と思いながら生きていくことになってしまう。自分一人ではなかなかUターンすることは躊躇ってしまうけど、誰かの客観的な目があればそれはできるのかもしれない。コーチングってこういう時に効くのだな、と感じました。
私自身がとても相談下手なのですが、人に相談するということはやはりとても価値のあることなのだな、と感じました。
今回もとても学びがありました。平本さんと、勇気をだしたNさんに精一杯のありがとうを送ります。


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チェカンノ@イラストは上中下さん
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