【感想】映画感想文「パラドクス」「プラットフォーム」「パラサイト」「インセプション」「エクス・マキナ」「市子」_非実在女子大生、空清水紗織の感想Vol.0050
ちょこちょこ見ていた映画の感想を一言ずつ。備忘録的に。
※ネタバレあり
「パラドクス」
不条理系と言っていいのかしら。
なぜ35年を繰り返す世界に囚われたのかの説明はなく、ただその理不尽を味わう人々を描いた映画。
その中で若々しくあろうとするか、それとも老いさらばえてしまうのか。
なんとも不思議な感覚でした。
(あと、ポスターはなんであのようなものになったのかが、ちょっと謎……)
「プラットフォーム」
こちらも不条理系……?
穴が何のためにあるのかとか、認定証がもらえる人とそうでない人の違いとか、何も明かされないタイプの映画。
何をモチーフにしているのかを理解しながら観られると良いんだろうなと思いました。
「パラサイト」
身分の違いが陰に陽に映し出されていました。
目に見えないにおいがキーになっていたのも、差別意識は見えづらいという表現の一つだったのかしら。
作中に登場するモチーフも多く、考察を見て回るのも楽しい作品でした。
「インセプション」
夢の中に潜入する映画。
映像美は流石ノーラン監督といった感じで、特にビルがぐわ~っと倒れてきて、鏡写しのように天井にも街並みが出来上がる映像が凄かったなあ。
「エクス・マキナ」
AI反乱系。
人間の感情をうまくコントロールする様はお見事でした。
絆されたらダメだよという教訓なのかしら……。
映像が美しく、堪能できました。
「市子」
無戸籍、介護疲れ、そして人をあやめてしまったことの隠蔽……。
やるせなさが伝わってくる映画でした。
長谷川くんはあのあと市子に会えたのだろうか、市子はどんな人生を歩んでいくんだろうか……色々な考えが頭をぐるぐると回ります。