【感想】映画感想文「すずめの戸締まり」「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」「Dr.コトー診療所」_非実在女子大生、空清水紗織の感想Vol.0020
2022年に駆け込みで観た映画の感想を一言ずつ。備忘録的に。
すずめの戸締まり
今一度、震災と向き合うきっかけをくれる映画。
どのキャラクターも自分の信念に基づいて行動してるから、見ていて不快な気分になることがない。
グッと物語に引き込まれる。
細かなセリフの言い回しも良かった。
終盤付近のダイジンが言った「すずめの子にはなれなかった」が、重く響く。
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
とにかく映像が綺麗だった。
お話自体は、まあ、うん……。
家族の絆を大事にしようという割には次男が自由奔放過ぎるし、主人公も「あいつは手に負えません」って感じで諦めてたし、「絆とは……?」という疑問が常に湧いてくるようなお話で、そこまで入り込めなかった感はある。
ただ、それを補って余りある映像表現の美しさ。
お金を払って映画館で見る価値はあると思う。
Dr.コトー診療所
上映時間134分に、これでもかというくらい内容が詰め込まれた映画。
近付いてくる台風、薬を飲まないおばあちゃん、明らかに大学に通ってない剛洋、あざが増えるコトー先生。
もう序盤から伏線モリモリ。
そしてそれがほぼ同時に爆発。
あんなに重なることある?ってくらい同時進行してた。
ドラマ版のお客さんが見たかったものを全てやりきった感がある。
ちなみに私はドラマ版の世代ではないけれど、これだけ詰め込まれてたら退屈するヒマもなく、問題なく楽しめた。
あと、劇場の音響で聴く「銀の龍の背に乗って」は最高。