【要約】 弱者男性1500万人時代
今回紹介する内容はライターであるトイアンナさんの『弱者男性1500万人時代』の一部分です
▪︎弱者男性の実態について
①弱者男性とは?
ほとんどの人はモテない男性や年収が低い男性のことを『弱者男性』と考えていると思いますが、著者であるトイアンナさんはもっと幅広い要素によって弱者男性になっているとこの本では紹介しています
著者が『自分は弱者男性だ』と自認している15歳から99歳の男性500人にアンケートをとった結果、16種類の要素があったそうです
詳しくはこの本を手に取って読んで欲しいのですが、貧乏や見た目が悪い以外にも障害や非正規雇用など含まれていました
自身を弱者男性だと認識する理由の1位は『年収が低く、貧乏である』ということが挙げられており、続いて『友達が少ない』や『人と話すのが苦手』ということがありました
②男性は蔑ろにされやすい傾向にある
結婚相談所では年収300万円以下の男性が見当たらず、年収の低い男性は多くの結婚相談所で登録を拒否されるそうです
一方で年収300万円以下の女性は当然の如く登録ができ、中には無職の女性も多数登録していることもあるそうです
マッチングアプリも男性は有料で女性は無料、女性専用車両も映画館もレディースデイもあります
③男性という時点で強者というバイアスがある
男性は男性であるだけで『かわいそうとは思われない』ということが挙げられます
世間では男性というだけで強者というイメージが存在し、どれだけ男性が悲惨な目に遭っても自己責任であり弱者とは認めてもらえないのです
男性が戦場で兵士になりやすかったり、命を落とすような危ない仕事につきやすいのもこれが原因の1つでしょう
④弱者男性は自分を責めがちである
2023年に週間SPA!が弱者男性500人に対して『自分が弱者に陥った原因は何か?』といった質問を行った結果、75%もの男性が『自分が悪い、自己責任』と考えていることがわかりました
つまり、貧乏だったり、見た目が悪かったり、非正規雇用や引きこもり、コミュ障、病気や障害で働けなくなったのは自分の責任だと思っているということです
とはいえ、弱者になったのは必ずしも自分のせいであるということは間違っています
⑤弱者男性は孤立や未婚になりやすい
男性はタフで強いイメージがあると思いますが、実際は女性よりも孤独に弱かったりします
孤独死の83.1%が男性であり、未婚男性の幸福度が非常に低いことも調査結果として明らかになっています
また、男性は離婚が増えると自殺率が高くなります
女性は結婚できなくてもそこまで不幸を感じませんが、男性は結婚できずに孤独になると不幸を感じやすいということです
▪︎【まとめ】弱者男性と呼ばれる人は日本に約1500万人存在する
弱者男性とは非正規雇用や無職、コミュ障、身長や容姿にハンデのある人のことを指し、蔑ろにされやすいです
その原因として、そもそも男性は男性であるだけでかわいそうとは思われず、また弱者男性自身も自分を責めてしまいがちです
きつい状況から抜け出すためには努力は必要不可欠ですが、本人の努力次第では人生はコントロールできないこともたくさんあります
限りのある人生の時間を自分ではどうしようもできないことに執着して卑屈になってももったいないので、割り切って人生を楽しんだ方がまだ良いです
さらに詳しく内容を知りたい人は下記のリンクから購入を検討してみてください
▪︎関連要約記事
▪︎本好き・読書家にとっての人気サービスの紹介
1.Amazonオーディオブック:Audible(オーディブル)
ビジネス書も聴き放題で通勤時間や家事の『ながら読書』が可能です。(30日間の無料体験可能)
2.Kindle Unlimited(Amazon公式)
月額980円で読み放題です。およそ2〜3冊読めば元が取れます。(30日間の無料体験可能)