EQ(心の知能指数)が高い人の3つの習慣
▪︎EQ(心の知能指数)とは?
EQとは『Emotional Intelligence Quotient』の略です
1990年に米国の心理学者ピーター・サロベイ氏とジョン・メイヤー氏により研究された理論であり、EQという言葉そのものはケイズ・ビーズリー氏の論文のなかで初めて登場しています
日本語では「心の知能指数」と意訳され、仕事や人間関係において『感情をうまく管理し、利用する能力』であるとされています
EQは他人の感情を感じ取る能力と自分の感情をうまくコントロールし利用する能力です
EQが高い人は相手の気持ちを敏感に察し自分の気持ちをコントロールして人に接するため、無用な衝突を生むことはなく人間関係を円滑に育む特徴をもっています
▪︎EQ(心の知能指数)が高い人の3つの習慣
①『マインドフルネス』を行う
『意見が合わないと感情的になる』『気に入らないことがあると不機嫌になる』など感情を上手く扱えないのはEQの低さの表れです
一方でEQの高い人はメンタルを安定させる方法として『マインドフルネス』を日常的に習慣にしています
ハーバード大学医学大学院准教授であるサラ・ラザールさんの研究では、被験者に8週間の『マインドフルネスプログラム』に参加してもらい、プログラムの前後の脳の状態を分析しました
その結果、海馬の灰白質の神経密度が増加したとのこと
記憶を司る海馬は感情のコントロールと関連がある場所であり、海馬の密度が高くなることはメンタルコントロール機能が強化されることを示唆します
②『日記』で自分を分析する
EQの低い人は自己認識力が弱いという特徴があります
EQの高い人が持つ自己認識力を高める鍵となるのが、『日記をつける習慣』です
日記を書くことで自分の感情を客観的に理解できるとともに、自分にとって本当に関心があるものを知ることができます
組織心理学者のターシャ・ユーリックさんはポジティブな出来事のみを書く日記やひたすら感情の吐口として活用する日記では自己認識を深められないと指摘しており、ポジティブな出来事を詳細に書くと、実は喜びが損なわれてしまうそうです
③『小説』を通して共感力を高める
勉強熱心な人であればビジネス書を読む習慣が多いと思いますが、小説に関してはどうでしょうか?
実は、文学作品を読む習慣がEQを高めてくれます
ウエストミンスター大学教授のクリスティーン・サイファートさんは、ビジネスパーソンに小説を読むことを強く推奨しており、小説を通してEQを構成する要素の1つである『共感力』を高めることができるそうです