お金は寝かせて増やしなさい 【忙しい人のための要約・まとめ】
今回紹介する内容はインデックス投資についてブログ運営している水瀬ケンイチさんの『お金は寝かせて増やしなさい』の一部分です
▪︎お金を寝かせて資産を増やす方法
・投資信託で小さく始める
インデックスファンドは『投資信託』と呼ばれる金融商品の一種です。投資信託というのは、投資家から集めたお金を使ってプロが株式や債券などを運用するものであり、自分で1つ1つ株を選ぶ必要はありません
投資信託のメリットとして、『少額から購入できる』ことです。例えば、個別の企業の株を購入しようとすると、数万円単位のまとまったお金が必要になりますが、投資信託なら100円からでも始められます
また、投資信託はたくさんの株式や債券の『詰め合わせパック』にいなっているためリスクも分散されます。個別に株を買っていると、その会社の株価が低下したときに自分の資産価値もそれに合わせて減ってしまますが、投資信託の場合位だとたくさんの種類の株式や債券を少しずつ持っていることになるので、その中の数社の業績が悪くなったとしても全体の影響は少なく済みます
・やるならインデックスファンド一択
インデックスファンドとは株価指数に連動した運用成果を目指す投資信託のことです。株価指数というのは、市場全体の株価の変動を表したものであり日経平均株価やNYダウがあります
市場全体の景気に合わせて運用していくのがインデックスファンドであり、一方で投資信託にはアクティブファンドといって株価指数以上の運用成果を目指すものもあります
アクティブファンドの方が良いという意見を持ちがちですが、アクティブファンドのほとんどがインデックスファンドに勝てていないのが現状です。多くのアクティブファンドはインデックスファンドよりも手数料が高く、せっかく利益が出たとしても手数料で持っていかれてしまいます
・毎月ひたすら一定額を投資する
インデックスファンドを購入するときは、月に1万円と毎月一定額を投資に回すのがオススメです。購入するタイミングによって価格が上下しており、もし株価が高い時にたくさん購入すると損してしまいます
一方で毎月一定額で購入することで高い時には少ない口数で買い、反対に安い時には多い口数で買うことになり、結果として長い目で見た時に大きな損失を回避することが可能です
実際に購入する際には、『自動積み立てサービス』を活用しましょう。証券会社によっては購入する投資信託と金額を設定しておけば後は毎月自動で投資してくれるサービスがあります。自動積み立てサービスを使うことで最初に設定するだけでそれ以降はほとんど何もする必要はありません
・投資を始める前に家計を把握する
投資を始める前に、しっかりと自分の生活費を把握しておきましょう。家計の支出を確認しないと毎月いくら投資に回すことができるか分からなくなります
また、生活防衛資金を貯めておくことが大切です。突然職を失ったり、病気になったりしたときに自分の生活を守るためお金は必要です。生活費の2年分は生活防衛資金として銀行に貯金しておくことがオススメとされています
『もしも自分の収入が突然なくなったら』と想像してどれくらいのお金があれば安心なのか貯蓄する額を決めておきましょう。例えば、3ヶ月分貯めてから投資を始めて、それ以降は投資しながら貯金も並行していくという方法もありです
・最悪の事態は想定しておく
著者である水瀬ケンイチさんはインデックス投資において1番大切なこととして『自分のリスク許容度を知って、その中で運用すること』だと言っています。資産運用をする上でどれくらいの損失だったら受け入れられるかということです
投資額の20%くらいまでの損失なら許せると思えるのか、5万円でも減ったら嫌だと感じるのかという許容度は人によって違っていきます
自分の資産が減ったことを考えたくない人もいるかもしれませんが、投資を始めると自分の資産の価格が日々変わっていきます。人によっては結構なストレスになるので、投資において精神面のコントロールは非常に重要です
・投資のカギは資産配分が握っている
投資の世界では自分の資産を『どの投資先』に『どれくらいの割合』で配分するのか決めることをアセットアロケーションと言います。アセットアロケーションは投資のほとんどの成果を決めてしまうほど重要です
株式の場合、『日本国内』『先進国』『新興国』のものをそれぞれ何%ずつ持つのか、それにどのくらい債券を組み合わせるのかによって大体のリターンが決まっていきます
具体的なケースで考えると、株式よりも債券の方がリスクが低いことが多いです。もしリスク許容度が小さいのであれば、債券の割合を多めにすることで比較的低リスクで運用が可能になります
・証券口座を開設する
インデックスファンドを購入するには証券口座を開設する必要があります。証券口座とは株式を購入するのに必要な口座のことであり、ネットで簡単に作ることができます
この本では『SBI証券』か『楽天証券』がオススメされています。SBI証券と楽天証券は新しい優良インデックスファンドが登場した時にいち早く取り扱ってくれる可能性が高いです
・購入したら黙ってじっと待つ
証券口座を開設しインデックスファンドを購入したら『ただひたすら黙って待つ』だけです。投資をする上で『待つ』ことを甘く見てはいけません
投資をしていると、自分の資産が毎日増減します。今日2000円儲かったと思ったら、次の日には5000円の損失が出るのは日常茶飯事です。自分の資産が減っているときは心穏やかにいれないことがあります。株価が下がったタイミングで不安に駆られて売却してしまって結局損をしてしまう人がたくさんいます
そうならないためにも、一時的な損益に惑わされず『じっと待つ』という姿勢が大切になります
▪︎【結論】インデックス投資はリスクが少ない
インデックス投資はリターンはほどほどですがリスクが少ないことが特徴的です
世界の金融のプロ達の間ではとてもスタンダードな投資法とされています
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