【要約】MIND OVER MONEY【クラウディア・ハモンド】
今回紹介する内容はキャスターであり心理学者であるクラウディア・ハモンドさんの書かれた『MIND OVER MONEY』の一部分です
▪︎心理研究でわかったお金に支配されない方法
①お金はできるだけ現金で支払う
クレジットカードは便利ですが、使いすぎの元です
現金で支払う方が「お金を失う感覚」が強くなり、無駄な出費を抑えられるという研究結果があります
もしカードを使う際は、同じ金額をATMから引き出すと想像するだけでも効果があります
②大きな買い物では気が大きくなりがち
例えば、夕食の牛肉が1,500円安いなら遠くのスーパーまで足を運ぶ人も、車の購入では同じ額の節約を軽視しがち
買い物の金額が大きくなるほど、細かい支出に鈍感になってしまうのです
大きな買い物ほど、冷静な判断が求められます
③食べ放題では高いコースを選ぶ
食べ放題では、安いコースよりも高いコースを選んだ方が満足感が高いことが分かっています
これは「プラシーボ効果」と呼ばれ、値段が高いと無意識に「質が良い」と感じるためです
時には、あえて高いものを選ぶことで満足度を得られることも
④損することを恐れすぎない
人間には損失を避ける本能が備わっています
しかし、これが過剰に働くと、無駄な保険に入ったり、不要な出費をしたりしてしまいます
特に保険は見直しが必要です
「万が一」を恐れるあまり、無駄な保険料を支払っているかもしれません
⑤真ん中の価格帯を選ぶのはNG
商品が3つ並んでいると、つい真ん中を選びたくなりますよね
しかし、企業はこの心理を利用して最も利益の出る商品を真ん中に配置することが多いです
選択肢が3つある場合、安易に真ん中を選ばないようにしましょう
⑥貯金は意志ではなく習慣に頼る
「貯金をしよう」と強く決意しても、なかなか続きません
それよりも、貯金を習慣化することが大切です
例えば、給料日には自動で一定額を貯金口座に移す仕組みを作るなど、日常のルーチンに組み込むことで自然と貯金が続きます
⑦高いものほど効果があると錯覚する
エナジードリンクや薬でも、値段が高い方が効果を感じやすいという研究があります
成分が同じでも「高い=効果がある」という思い込みがプラシーボ効果を生むのです
賢くお金を使うためには、価格ではなく実際の価値を見極める力が必要です
⑧お金に対する不安は減らすことができる
お金の使い方を心理的に理解すれば、将来の不安が軽減されます
この本では、さまざまな研究結果を基に、お金の使い方を見直すことで精神的な安定を得られる方法を提案しています
⑨カード払いのデメリット
現金払いは「痛み」を伴いますが、カード払いは支払いの実感が薄れるため、後から請求額に驚くことも
ネットショッピングなどでカードしか使えない場面では、ATMで現金を引き出すイメージを持つと良いでしょう
⑩高価なものほど所有欲が満たされる理由
高いお金を払うと「いいものを買った」という満足感が強まります
しかし、それは必ずしも実際の質に基づくものではなく、心理的な効果によるものです
高いからといって飛びつかず、冷静な判断が必要です
▪︎【まとめ】心理的な理解がお金をうまくコントロールする鍵
お金をうまくコントロールするためには、心理的な理解が欠かせません
これらのポイントを意識すれば、無駄な出費を減らし、将来への不安も軽減できるでしょう
若いうちから正しいお金の使い方を学び、賢く生きていくための参考にしてみてください
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