
ウノと教育?ウノで鍛える7つの非認知能力⑦
みなさん、こんにちは。教育アドバイザーの清水章弘です。
ウノ50周年の一年間を通じてお送りしてきたこの連載も、早いもので残り2回を迎えました。
前回ご紹介したのは「瞬発力・決断力」。
変化の激しい時代、ビジネスシーンでも重要視される大事な能力の基礎も、幼少期の遊びを通じて伸ばすことができます。
本日ご紹介する6つ目の非認知能力は、「創作力」です。
新しいものを生み出す力。これからの社会でもっとも大切な力の1つですね。
創作力は、1人で発揮するものではありません。
周りの人を想像しながら、発揮していくもの。
たとえば、「今までにない新しいゲームイベントをつくろう」としたとします。
どうやって人を集めるのか。誰に喜んでもらうのか。運営のメンバーや組織はどうするのか。相手に対する想像力を常に働かせて、仲間と協力して進めていくはずです。
カードゲームも、まわりの人の表情をみながら、みんなで楽しむもの。
特にウノは、創作力を育てるのにピッタリ。なぜならば、基本のルールがシンプルだからこそ創作の余地があるからです。
みなさんも、たくさんのご当地ルールやハウスルールを、聞いたことがあるのではないでしょうか。
【実は・・・公式ルール】
— ウノ(UNO)公式アカウント (@unogame_japan) May 8, 2019
オフィシャルルールは、記号カードでもあがることが出来るんです。知ってました!?あくまで公式ルールですが。
あなたは記号カードであがる?あがらない?#UNO #ウノ #記号カード #公式ルール #ローカルルール pic.twitter.com/l5hY03hCFX
さらに最近のウノには、自分で好きなルールを書き込める、白いワイルドカードがついています。
連載を楽しみに待っていてくれる読者の皆さまは、きっと白いワイルドカードをすでにご存じですよね。2016年、ウノ45周年を記念して追加された、好きなルールを追加できる真っ白なカードです。
UNOでオリジナルルールが作れるって知ってる?
— ウノ(UNO)公式アカウント (@unogame_japan) May 10, 2019
S:白いワイルドカードには
N:なんでも
S:好きなルールを書きこんで
オリジナルのルールを作って遊び放題!!#UNOSNS放題#わたしのSNS放題 pic.twitter.com/NEfLo3soo6
「どんなカードが盛り上がるのか?」
「誰になにをしてもらったら、全員で楽しめるのか?」
真剣に考えれば考えるほど、創作力をきたえることができます。
ウノ50周年記念サイトでは、著名人でウノのファン50人が考えた、様々な白いワイルドカードを見ることができます。
参加するメンバーによりますが、「一番盛り上がるカードはどれだろう」とか「これをアレンジするならどうしたらいいだろう」と参考にしてみるのもよいですね。
周りを笑顔にしながら、ウノで楽しく創作力をはぐくんでいきましょう!
ウノで鍛える非認知能力。6つ目は「創作力」でした。
いよいよ次回、最終回!7つ目の非認知能力とは・・?
※記事は毎月第2金曜日に更新します。
この記事を書いたのは・・清水章弘先生
清水章弘(しみずあきひろ)
東京大学教育学部を経て東京大学大学院修了。
NHK Eテレ「テストの花道ニューベンゼミ」、TBS系「教えてもらう前と後」などに出演、テレビ番組では「赤門の神」と呼ばれる。
朝日新聞、EduA、朝日小学生新聞で連載中。ABCラジオ「清水章弘の合格への道」(金曜夕方5時)ではパーソナリティを務める。著書12冊。
🔴🔵🟡🟢ウノは2021年で50周年を迎えました🎉🔴🔵🟡🟢
1971年アメリカで理髪店を営んでいたゲーム好きの店主が考え出したウノ。
世界80カ国で親しまれる定番カードゲームは、日本でも馴染みが深く、45周年を記念した世界初のルール改訂では、白いワイルドカードの導入に加えて日本人考案による新ルールが採用されました。
50年にわたるウノの歴史をスペシャルサイトでチェック!