空港泊 | 初めての海外旅行でインドへ行く①
3月21日(木)
成田空港で9:30発のハノイ行き飛行機に乗った。私の乗った飛行機、ベトジェットは一度ハノイに着き、乗り継ぎをすることでデリー空港に到着する。
機内のスチュワーデスは全員ベトナム人で制服もベトナム仕様、赤い羽織りに短パンで長い髪を結ばずに下ろしている。
飛行機の到着時間は14:00の予定だったがなかなか到着しない。16:00時をまわった頃におかしいなと思い、日本時間からベトナム時間に時計を設定し直していないことに気づいた。チケットは全て到着する現地時間で記入されていることを知らなかった。
定刻通り到着したハノイ空港はハーブのような不思議な香りがした。空港内のトイレはガラス張りで、ペーパーの設備もあり想像以上に綺麗だった。物価はベトナムにしてはものすごく高い。フォー1杯700円くらいする。
私たちは水とスナックで表記価格の1.5倍ほどを請求されたが、英語での説明がうまくできずごたついてしまい、結局言い値で払うことになってしまった。空港内は日本円が使えるのが便利だったが、同時に日本人観光客であることがわかってしまいどんどんぼったくっていく。
デリー行きの飛行機はハノイ行きの倍ほどの大きさで、そこのほとんどをインド人が埋め尽くす光景は不思議だった。
デリー空港に着きすんなりと入国審査が通ると空港泊のための寝床を探した。空港内は思ったより安全で警備員やスチュワーデスが常に近くにいるおかげであまり警戒しないでも過ごすことができた。ただ、席が全然空いていない。仕方なく硬い1人用の椅子に座り寝ることにした。右にも後ろにも朝を待つインド人がいたが、寝ている人は少なく皆スマホで音楽を聴いたり映画を見たり電話をしていた。一緒に行った友人は課題の編み物をしていて物珍しそうに何人かが声をかけていた。
今回一緒に旅をした友人(ちぐさ)は高校以来の付き合いであり、服飾の専門学校に通っている。同じく海外初心者で、ビザの申請を忘れていたためにアライバルビザを申請することになってしまったり、サンバのダンサーをしていたり、服を自分で作っちゃったりする面白くて貴重な友人である。
私は読みかけの本を読んでいたがすぐに眠気が勝って意識を失い30分くらいして目が覚めるのを繰り返していた。
私のクレカは空港のATMではエラーが起きお金を引き出せないことが分かり、翌朝ちぐさのカードでルピーを引き出し空港を出た。