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【日経MJ第6463号】気になる記事紹介

企画アイデア立案の ”ヒント” ”気づき”に。
個人的ラブな新聞の日経MJ新聞約80〜100記事から気になる記事3〜5を備忘録兼ねて紹介。時間効率よく新たな企画&アイデアにご活用ください。
内容はフード/コンビニ/エコ環境/地方創生/新規事業/エンタメが多めです。(※日経MJは有料記事です)
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(1)日本KFC、調理済みチキンを子どもに寄贈 フードバンクと提携 大手で初、まず横浜で

【まとめると】
・日本ケンタッキー・フライド・チキン、調理済みチキンを「フードバンク」に寄贈する取り組み開始
・調理済み食品の寄贈は品質管理が難しく、国内の大手チェーンでは初
・日本KFC、NPO団体フードバンク横浜(横浜市)と提携
・寄贈するのは販売しきれなかった「オリジナルチキン」など2商品
・店舗で冷凍しフードバンクを介して子ども食堂などに届ける
・送り先は食事を提供する時に調理、再加熱をできる団体に限定
・フードバンクの活用を巡っては法整備が課題
・米国、食品事故が起きた場合でも提供者が免責される法律がある
・日本では食品衛生法などにより品質管理の責任が重く問われる

脱プラスチック、フードロス、など様々な活動が広がってきている。

記事に書かれていたが、提供する側はロスを提供するのが前提であるために、食中毒などのリスクがとてもボトルネックになる。

焼肉屋で生レバーで食中毒を出し、廃業した店もある。それくらい、飲食店からしたら、この食中毒リスクは軽視できない。

ただ、そこを解決する方法を模索しつつも、全国チェーンが参加してくれたことに、とても意義を感じた。

今後ますます広がると思う。そのきっかけを作った KFC。

今年のクリスマスは、パーティバーレルに決まりました。予約します!


(2)(食のフロンティア) 「サシ」捨て肉のうまみ追求 黒毛和牛 放牧ですくすく肥育

【まとめると】
・黒毛和牛を放牧で育てる全国でも珍しい取り組みを鏡山牧場が進める
・牧草を食べてストレス無くのびのびと育つ牛は脂肪が抜けて体が締まり肉のうまみが凝縮され、あえて黒毛和牛代名詞「サシ」(白い脂身)を捨て、肉の味わいを追求
・鏡山牧場、標高645メートル鏡山頂上に65ヘクタール広大な牧草地で約100頭黒毛和牛がのびのび過ごす
・出荷は子牛を産む役割を終えた「経産牛」という母牛のみ、年間約50頭出荷、3年後は200頭出荷を目指す
・牧場運営は2016年それまでは農業用資材の会社経営と畜産は全くの素人
・鏡山の景色を見て一目ぼれ、ブランド牛「宮崎牛」を誇る宮崎県で新規就農を決めた
・追い求めるのは牛本来の味や生き方だ、「自分が本当においしいと思えるものを作っている」(八崎さん)
・サシの多さよりもおいしい肉の味が分かる人や、牛が出荷されるまでのストーリーに共感してくれる人に届けたい
・5月ネット通販で牛肉販売を開始、サーロイン500グラム6800円で販売されており、サシがしっかり入った霜降りの黒毛和牛と同水準の価格帯
・全国でも珍しい黒毛和牛の放牧肥育、牛本来の姿で育てる姿勢はアニマルウェルフェア(動物福祉)にも通じる

dancyuに掲載されていました。こちらを読んで頂くと写真もありこだわりが伝わってきます。

鏡山の景色に一目惚れ、というのも頷ける絶景ですね。

でもそこから、素人なのに新規就農しようと思い実行する行動力。
この意志と、こだわりが、このようなスペシャルを誕生させる。

「やるか?やらないか?」あなたならどちらを選びますか? 
「やる」を選ぶ、意志と行動力を持とう。


(3)廃棄プラやゴミ 「今治タオル」に 地元メーカー、海外から再生繊維 環境問題への関心対応

【まとめると】
・タオル産地愛媛県今治市、衣料裁断くずやペットボトルを再生リサイクル繊維を使ったタオルが誕生、地元メーカーのコンテックスが開発
・海洋プラスチックごみの汚染など消費者の環境問題への関心の高まりに対応
・ブランケットや靴下など環境に配慮した商品群を順次投入し、販路拡大につなげる
・リサイクル繊維を使用した商品を「コンテックスリサイクル」としてシリーズ化する
・フェースタオル1枚あたり、ペットボトル2本程度を再生
・今冬から来春にかけてブランケットや靴下などを順次発売
・初回生産分で約1500キログラムのリサイクル糸を使用する見込み
・販売価格バスタオル1枚3000~5000円程度、共感する消費者が購入しやすいように、通常の今治タオルと同程度に抑える
・ペットボトルリサイクル繊維とコットン繊維をバランスよく混紡することで速乾性と吸水性を両立
・高い吸水性は「今治タオル」品質基準を満たすが、環境配慮のブランドイメージを押し出すため、認定ロゴは使用しない

ブランドある影響力のある企業は商品が、このような取り組みをして、お手本となり、業界に波及する。タオル業界もそうなっていくのかもしれない。

先ほどのKFCと同じで初めにやる「やる」を選ぶ意思と行動力を素晴らしいと思う。

記事で「単なる再生ではなく、新たな製品に生まれ変わらせる『アップサイクル』を目指す」と言っていたが、アップサイクル市場も今後伸びていくかもしれない。

ただ、エコの商品をずっと消費者が買いたいと思うか、それは別問題。
エコマインドが高い何十%の人だけに向けた商品になっていってしまうのではないか。

メディアは、ご時世取り上げやすい取り組みかもしれない。読む方も、いい取り組みだねと思うと思う。それで、ではずっと使ってくれるか?買ってくれるか? 難しい問題ですね。本当に心から「それ、いいね」とか、かっこいいねとか、素敵だねとか、機能やデザインやブランド思想に共感してもらって、欲しいと思ってくれる消費者の人が増えていくのか。とても悩みの尽きない難しい問題です。



だから、来週からクラウドファンディングが始まる、企画開発している『MUZOSA』というブランドも、思想や、機能、デザインも、クリエイティブも、世界観も、考えも、全てが重要だと感じています。

『MUZOSA』は、そこのエコハードルを高くしたくない。いわゆるエコの素材を使った商品でもありません。結果的にエコスタイルになれるというものです。

いつでもエコバッグ付きスタイルにアップデートされたことにより、毎日の生活が思っている以上に便利になっていくと思います。そして結果的に、無意識にエコにつながっている素敵な商品です。

来年7月からレジ袋有料化となります。
レジ袋がおおよそ約5円〜10円程度と記事では書いてありました、多い人で、実は年間平均350枚レジ袋を使っています。レジ袋ゼロで購入しないので、年間 約1750〜3500円のコスト削減もできます。
意外と、コスト面でも賢いスタイルです。


見る人によって感じて頂ける、感じ方が違うかと思いますが、ただ、小さい入れ物にエコバッグが入っているのではありません。

MUZOSAには、ブランドの思想とミッションと意思があります。

手ぶらでも、意識しなくても「レジ袋ゼロの実現」をできる。いつでもエコバッグ付きの”無造作エコスタイル”をスタンダードにしていきたいです。

MUZOSAはエコじゃないとダメという人に限定した商品ではなく(※もちろん使って頂きたいメインユーザーの人たちです)、私自身や仕事仲間・学生時代からの友達といった、開発するときにたくさん意見をもらった、いわゆる一般の人たち。世間一般の人と同じように社会課題・環境課題のことに意識もあり興味もあり、自分自身も何かしなくてはいけないと思っている人に向けたものです。

その人たちに、無造作に無意識に「レジ袋ゼロの実現」というポイントで、エコ体験をしてもらいたい。誰かに、入れ物あると聞かれたときにも、無造作に「エコバッグあるよ」て貸してあげて欲しい。

生活が便利になって、さらに結果的に”無造作エコ” になっていたという体験を作ることであり、今までにありそうでなかった新しいスタイルを当たり前にすることです。

スマホが人々の毎日の生活や人生を向上させたのと同じように、MUZOSAがあることによって、生活が便利になったと感じて欲しいと思っています。そのMUZOSAの中には機能面だけでなく、「レジ袋ゼロの実現(=エコ)」という、未来をちょっとだけ良く出来るかもしれない世界(アプリ)が搭載されています。

いつでもエコバッグ付き”無造作エコスタイル” で生活を豊かに未来へ繋がる意思を持って一緒に歩んでいけたらと思っています。

MUZOSA公式サイトです。
※ 一部、サイト製作中ですが、ぜひご一読頂けたら嬉しいです。


(4)日清食品、ネット限定 超奇抜!? 専用フォークや特盛どん兵衛

【まとめると】
・日清食品、インターネット販売サイトで奇抜な商品を続々と。
・「カップヌードル」専用にデザインしたフォークや、有名ラーメン店をイメージした「どん兵衛」特別トッピングを展開
・商品販売だけでなく注目度の高い取り組みを矢継ぎ早に展開し熱心なファン囲い込みにつなげる
・著名デザイナー佐藤オオキ氏が代表を務めるnendoがデザインしたカップヌードル専用フォーク、10月末商品とセットで売り出す
・右利き用と左利き用をあえて用意し、カップヌードル専用とうたい用意した3千セットが1時間で完売
・11月、「どん兵衛」に使う特別スープ「マシマシの素」を用意したところ即日完売、数量を限って再販を決める
・カップヌードル7つをリボンでまとめた「ヌードルブーケ」も販売
・サイト刷新後、商品購入の際に登録が必要な会員数は年間10万人規模で増え4倍に。

学生時代から、日清食品のクリエイティブが大好きだった。

もちろん、カップヌードルも大好きで今でもよく食べますが、それ以上に、クリエイティブにワクワクしていたファンの一人です。

今でも、色々とかっこいい取り組み、ワクワクすることをしていて憧れる。

これは学生時代に好きだったCM。コピーもシンプルに強いしかっこいい。

学生時代に、映画業界に行きたいと思っていたときに、このCMを見て、日清食品で働きたいと思った「NO BORDER」シリーズ。

コンセプトムービーでもありますが、商品があるから、この世界がある。という社会的意義のような、未来に繋がる価値を描いていると感じたから。このような会社に入って、活躍できたらいいなと思ったCM。

CM制作会社ROBOTへ新卒入社したのも、心に届く作品を作りたい。未来に繋がる作品を届けたいと思ったからでした。

当時同じように、感じた人はたくさんいたのじゃないかな。スマホがない時代の映像は、やっぱりTVだったから。CMは当時のものが一番頭に残っている。

では、また次回お会いしましょう。


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つづく|Daisuke Tsuzuku
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